東京の名店をルーツに持つ実力店|『マツヨシ大飯店』

大阪には、都内の名店・実力店にルーツを有する実力店も少なくない。『マツヨシ大飯店』は、東京の名店『宗家一条流がんこラーメン』で修業し、「なんばグランド花月」の正面で営業していた『がんこ十八代目』が移転し、屋号をリニューアルしたもの。
ロケーションは、長堀橋にある雑居ビルの2階。マニア心をくすぐる隠れ家的な立地でありながら、営業時間中は行列が絶えないほどの人気ぶりを誇る。私がオーダーした「ねぎ塩」は、キレとコクを見事に兼ね備えたスープが、会心の出来映え。

定番のチャーシューの代わりに「豚バラ肉」と「温泉玉子」が搭載されるビジュアルは、同店ならでは。豚バラ肉から滲み出るジューシーな肉エキスと、スープとの相性は最高。中盤以降、温泉玉子の黄身を麺に絡め、ズズっと啜り上げれば、至福の境地が訪れる。