●中東の炊き込みご飯「マクルーバ」って何? 最近、東京でも食べられる店が増えてきた謎の料理の正解を確かめてきた!
アラブのおいしい炊き込みご飯「マクルーバ」。名前を聞いたことがあっても、ちゃんとした本格的なものを食べたことがある人は(一部のマニアを除いて)、まだあまりいないのでは?
筆者は数年前にカルディで売っていた「マクルーベの素」を使って作ったことはあったのですが、お店で食べたことはありませんでした。なぜなら食べられる店が日本ではとても少なかったからです。それがここ数年、中東料理店が増え、マクルーバが食べられる店も徐々に増えてきています。
当時、マクルーバをレストランのメニューで見たことも食べたこともなく、正解がわからないまま、とにかく作って食べてみたわけですが……。初めて食べたマクルーバは、ビリヤニっぽいのかな? という事前の予想を裏切り、スパイスが優しく香る、まったく辛くない滋味深いおいしい炊き込みご飯でした。
そんなある日、筆者がよくランチに行く神楽坂の激旨エジプト料理店『アブ・イサーム』で、ディナーコースを予約をするとマクルーバが食べられるという情報をゲット。エジプト料理はまだ日本ではあまり馴染みがないですが、『アブ・イサーム』で初めてエジプト料理を食べてファンになる人も多い人気店です。
ランチではいつも「チキンごはん(ケバブライス)」を注文するのですが、これが最高に旨いので、『アブ・イサーム』のマクルーバなら絶対においしいはず! というわけでマクルーバの秘密を探りに、ディナーに行ってきました。