日本語OKな教室なので日本人の参加者が多い
ホジャキッチンのある新北投は、台北市内でも郊外に位置する温泉地です。新北投駅は台北市中心部から北に12キロほど、MRTに乗って30分ちょっとの場所にあるので、少し足を延ばすにはいい場所です。MRTで台北市内に戻る道中には、人気の夜市「士林夜市」に立ち寄ることもできます。

料理教室に参加するには事前予約が必要で、ホームページからメールを送ります。ここで筆者が安心したのが、メールも日本語でOKなこと。そう、ホジャキッチンは日本語対応の料理教室なんです。先生は日本に住んでいたことがあるので、日本語もペラペラです。
事前にメールでやり取りしていた際に指定された待ち合わせ場所に行くと、先生がお出迎えしてくれていました。この日参加していたのは、筆者とその友人を含む、計6名。全員日本人で、なかには2日連続で習いに来ている人もいました。もちろん、1人参加もOKで、普通のアクティビティに飽きた台湾のリピーターにも人気なようです。
先生のガイド付きで市場での買い出しを体験
この料理教室は、料理を教えてもらうだけでなく、食材の買い出しからスタートするのも大きな魅力。先生の後ろをついていきながら、近くの市場へ向かいます。

市場では、日本で見たこともないような食材の数々に出会え、しかも先生に解説してもらえるので食材への理解も深まります。初めて足を踏み入れた台湾の市場の活気にドキドキしながらいろんな店を回り、食材やフルーツを買い終えたら、キッチンスタジオへ。

この買い物の経験は、その後の台湾滞在でも役立ちました。食材に対する知識が深まったことで、より台湾料理をおいしく味わえるのです。これはガイドのいない個人旅行において、かなりありがたかったです。
古いビルをリノベした“台湾レトロ”なスタジオ
スタジオは、住宅街のなかにある少し古ぼけた外観のビルの2階。しかし、一歩足を踏み入れると、そこはアンティークな趣きに溢れた台湾の一般家庭なんです! 建物自体はかなり古いそうで、キッチンスタジオにするためリノベーションしたのだとか。置いてある小物もどれも素敵で、それでいて友人の家に遊びに来たような温かみがあります。

こちらでの料理教室は週に3回開催されており、筆者が参加した土曜日は「刈包(グアパオ)」を作る日でした。水曜日は家庭料理、金曜日は夜市料理を作るそうで、これなら連日参加する方がいるのもわかります。
ちなみに、エプロンは貸してもらえるので、持参する必要はありません。身支度を済ませたら、2人1組になって調理スタートです。