イタリアンな牛めしは美味しいのか? 松屋に登場して話題の「チーズボロネーゼコンボ牛めし」を食べてみた

イタリアンな牛めしは美味しいのか? 松屋に登場して話題の「チーズボロネーゼコンボ牛めし」を食べてみた
食楽web

 子供から大人まで、幅広い世代に愛されている人気牛丼チェーン『松屋』では、ただ今期間限定メニュー「チーズボロネーゼコンボ牛めし」を提供中。「牛めし」と「チーズボロネーゼ」というありそうでなかった組み合わせが、味にうるさい腹ぺこピープルズのハートと胃袋をガッチリとキャッチしている模様です。

店頭のPOP
店頭のPOP

 看板メニューの「牛めし」に、挽き肉・トマト・にんじん・玉ねぎなどの野菜を赤ワインで煮込んだ特製ボロネーゼソースを乗せ、仕上げにリニューアルしたチーズをとろっとトッピングした一品。煮込んでること以外は味のベクトルが全くといっていいほど異なる両者が、ひとつの丼の上で美味しさのワルツを踊るに至るのか。これはもう食べて確認するしかない! ということで、さっそく最寄りの『松屋』にて実食してみましたよ。

「チーズボロネーゼコンボ牛めし」630円。なお、ボロネーゼソースは単品(130円)でのオーダーも可能
「チーズボロネーゼコンボ牛めし」630円。なお、ボロネーゼソースは単品(130円)でのオーダーも可能

 食券を店員さんに渡し、ほどなくして丼が到着。見た目的には、一体感はありません(笑)。まずは右側のボロネーズソースからいただきます。

 トマトの酸味はほんのり程度で、噛むほどに存在感のある挽き肉の旨み、野菜の旨みと甘味がぎゅっとつまったソースの美味しさが口の中でぶわっと拡がります。適度なとろみも相まって、これが意外どころか「昔からあったよね」と思うほど違和感なくご飯とマッチします。とろけたチーズを加えて食べても、美味しさは全くの不変。ボロネーゼソースだけで十分、全てのご飯を食べ切れそうな勢いです。

安心安定の牛めし
安心安定の牛めし

 牛めしに関しては、これはもう“いつも通りの牛めし”。薄切りで脂身と赤身のバランスが絶妙に取れている牛バラ肉を、しっかりと煮込んだ美味しい味わいです。

 チーズを絡めてもいただきます。ウマい。チーズのコクとマイルドな塩味が牛肉の味わいと驚くほどピッタリ。よく考えたらチーズバーガーがあるくらいだから「牛めしの牛とチーズ」が合うのも当然といえば当然なんですが、ここまで相性がいいものだとは思いませんでした。

最後は、ボロネーゼ、牛めし、チーズをまとめていただく
最後は、ボロネーゼ、牛めし、チーズをまとめていただく

 となれば、最後はもちろん全てを一度に食らうだけ。スプーンに取ってガツガツガツ。うん、ボロネーゼソース、チーズ、牛めしの牛、煮汁がかかったご飯といろんな味がひとまとめになっているのに、それぞれの味がぶつかるどころかスムーズに一体化します。何でこんなにウマいのよ、というくらいに美味。最初から最後まで、ただただ美味しさを堪能してあっさりと完食。ごちそうさま!

一部店舗を除き全国の『松屋』で販売中(食楽web)
一部店舗を除き全国の『松屋』で販売中(食楽web)

 ボロネーゼにたっぷりのチーズと見た感じは間違いなくイタリアンに寄せていますが、バジルなし&トマトテイスト(特に酸味)を控え目どころか風味レベルにまで落としたことで、ご飯はもちろんのこと牛めしの牛とも合う絶妙なバランスに。結果、味に関してはイタリアーンな感じは全くといっていいほどありませんでしたが、その分ご飯の進みっぷりは半端なし。

 普段は「牛めし」オンリーという方も、また久しく『松屋』で食べていないなあという方も、今回の「チーズボロネーゼコンボ牛めし」はオーダーして損ナシ。販売終了の憂き目に遭う前に、ぜひ食べてみてくださいね!

●DATA

「チーズボロネーゼコンボ牛めし」

期間:2022年10月4日(火)~ ※期間限定
販売:一部店舗を除く全国の『松屋』
https://www.matsuyafoods.co.jp/
※価格は全て税込(イートイン・テイクアウト共通)