【実食レポ】ついに“あの名店”の味が出た！ 『らあめん花月嵐』のコラボ麺「せたが屋つけ麺」を食べてみた

名店の味を完全再現！？　圧巻の「豪華 せたが屋つけ麺」を実食！

　通常の「せたが屋つけ麺」（麺200g・880円）を頼むはずが、液晶パネルで表示されていた「せたが屋メンマ」と「せたが屋黒バラのり」「チャーシュー倍増！」に心がぐわんぐわんと揺り動かされた結果、予定外の「豪華 せたが屋つけ麺（麺300g）」をPUSH。くそ、まんまとしてやられたぜ（確信犯）。

　店員さんに食券を渡して、待つこと約5分ほどで「つけ麺」が運ばれてきました。ライトの光を浴びてキラキラ輝く平打ち麺、魚介系の強い香りが鼻をくすぐるつけ汁。ああもう、食べる前からわかる“これ美味しいやつやん”です。

　まずはつけ汁だけをひと口。煮干し醤油の濃密な味と豚骨の旨味、それらを油分が包み込んでマイルドな味わいになっています。

　続いては麺をチェック。つけ麺の麺といえば、角切りで太目寄りの中太ストレート、縮れ細麺もありますが割合的には少な目という印象ですが、こちらの麺は「ウェーブがかかった平打ち」。厚みは薄く、幅は6mmほどで、見るからにスープを纏いそうな形状です。

　麺だけを食べてみると、小麦の風味と歯応え＆コシがしっかり感じられます。さあて、この麺をつけ汁に浸けたらどんな味になるのやら。ではいただいちゃいましょう。ずるずる…油分で啜りがスムーズになります。麺の風味と食感、つけ汁の魚介の濃い味わいがひとつになって、ウマいと美味しい以外の言葉が浮かんできません。

　平打ち麺の絶妙な厚みが、つけ汁によく絡み己の味わいと存在をしっかり残すという感じでしょうか。全てが高い位置で邪魔し合わないバランスで共存しています。つけ汁は単純に濃い、魚介の風味というだけでなく、いろいろな味わいが幾重にも重なっている立体的な美味しさを感じます。文字にすると、途端に表現が薄っぺらくなるのは何でだろう（泣）。

　お次は具。せたが屋メンマはしっとり柔らかで煮汁がじゅんと染み込み、結構な分厚さながらも繊維がザリザリっとキレイにほぐれていく食感がナイスです。チャーシューはメンマと同じようなサイズで、棒状にカットされています。肉はしっとり食感、脂身は口の中で甘さ＋とろっと溶けていくのがたまりません。メンマともども、量が多くなる「豪華」にしておいて本当によかった（笑）。

　そして、せたが屋黒バラのり。つけ汁に溶けかかっているので、麺と一緒に啜ります。うーん、つけ汁と麺に負けることなく、海苔の風味がふわっと口の中に広がります。麺の皿に乗せられた味玉は、黄身がとろっと半熟で文句なし。板海苔もつけ汁にピッタリとマッチ。付け入る隙がどこにもありません。

　300gの麺をペロっと平らげ、器には半分ちょいのつけ汁と具材が残った状態。となれば、取るべき道は“スープ割り”のみ！　店員さんにお願いしたら、専用の小さなポットに入れられた出汁スープがほどなくして到着です。ぬるくなったつけ汁に温かさが加わり、尖った濃い味が薄められたことでゴクゴクいけちゃう優しい味わいに。つけ汁には唐辛子粉やこしょうも入っていたんですね。麺でいただいているときは全然気が付かなかった…。出汁スープも使い切って、つけ汁完飲＆具材も無事に完食です。ごちそうさまでした！

　あまりにもスムーズに麺を啜り切ったこともあり、300gって意外と大したことないな…と思っていたのもほんの束の間。スープ割りで飲み干したつけ汁とお冷で胃の中の麺が膨れ、ずっしりとした満腹感でお腹はパンパンのどすこい状態に。いやあ、つけ麺を侮ってはいけませんね（苦笑）。味に関しては本当に文句なし。再現した結果がこの美味しさならば、オリジナルの「つけ麺」は少なくとも同等かそれ以上であることは疑う余地もないでしょう。機会を見つけて『せたが屋』でも実食してみたいと思います。

　なお『らあめん花月嵐』では、今回実食した「豪華 せたが屋つけ麺（麺300g）」の他に、追加トッピングなしの「せたが屋つけ麺（麺200g：880円／麺300g：950円）」と「豪華」の麺200g（1,180円）の、全4種類を提供中。なくなり次第販売終了とのことですので、ぜひお早めにお店へ向かってくださいね！