これが世界で一番飲まれている蒸留酒! ガチ中華に合わせたい「白酒」の魅力とは?

これが世界で一番飲まれている蒸留酒! ガチ中華に合わせたい「白酒」の魅力とは?
食楽web

 皆さんは中華料理店を訪れたら、どんなお酒を頼むでしょうか? おそらく青島ビールや紹興酒を頼むという人が多いと思いますが、本場中国の人たちが頼むのは白酒(ばいじゅう)というお酒。実はこの白酒、世界で一番飲まれている蒸留酒なのです。

中国では紹興酒より飲まれている!?ガチ中国酒「白酒」とは?

 白酒とは、ソルガムの一種である高梁(コウリャン)や小麦、豆類、トウモロコシなどの穀類を原料とする中国の蒸留酒の総称です。世界的には液体状でお酒を発酵させる方法が一般的なのに対し、白酒は固体状で発酵させて作ります。

 白酒には、フルーティーな香りと上品でまろやかな味わいの「醤香(ジャンシャン)」、さっぱりとした「清香(チンシャン)」、伝統的な独特の香りを持つ「濃香(ノンシャン)」の3種類があり、含まれる香り成分は数十種類にのぼると言われています。

 中華料理を食べる際もアルコール度数が50度前後と高い白酒は、油分を洗い流し後味をさっぱりさせてくれるとあり、中国では宴席では欠かせない伝統的なお酒として親しまれています。日本では「中国酒=紹興酒」のイメージが強いですが、中国では紹興酒よりも広く普及しているお酒なのです。

ポップなパッケージとコンパクトデザインで若者に人気な白酒「江小白」
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 近年ではおしゃれなボトルで25度など度数が低いカジュアルな白酒も発売。若者を中心に人気を集めています。