話題沸騰！あの「生ホイップは飲み物」が復活。見て、聞いて、飲んでわかったその魅力とは？

　“あの「生クリームが飲み物」が名前を変えて復活！”と聞いてピンと来たアナタはかなりのスイーツ通です。こちらネット通販が主体の商品ながら、昨年SNSなどの口コミを中心に話題となり、品切れが続いた人気商品。ところがすぐに保健所のツッコミが入り販売中止になってしまい、味わうことができなかった人が続出。「買いたくても入手できない」伝説の商品として、多くのファンが復活を心待ちにしていたのです。

　そんなファンの熱心な声に応えるべく、その名も「生ホイップは飲み物」と改め、ついに今年6月5日に満を持して復活！ そんな気になる商品の人気の理由を明らかにすべく、実際に「生ホイップは飲み物」を店頭で味わうことができる「ハワイカウコーヒー新宿御苑本店」へ直撃しました。

「ねっとりとした食感とコクのある味わい」が特徴のプレーン味

「実はウチ、Webデザインなどを手掛けるIT系の会社なんです」と語るのは、代表の山崎将史さん。ハワイの展示会の際に飲んだ、カウコーヒーをいたく気に入り、その輸入販売代理店をやることに。「PC上で完結するのではなく、リアルな商品を扱う仕事がやりたかった」ため、ハワイカウコーヒーのブランディング構築から販売・販促・実務までを行ったそう。

　その後、ハワイのカウコーヒーを日本全国に広めるために、何かバズる商品を開発しなければ！と思っていたところ、名前のインパクトから「生ホイップ（クリーム）は飲み物」に決定。通信販売を中心に展開したところ、SNS映えする見た目も相まって、一気にヒット商品になったと言います。

　山崎さんに薦められるままに、プレーン味の蓋を空けてみると、食欲をそそられる、甘い香りのホイップクリームがたっぷり！

「冷凍保存しておく商品なので、食べる約3時間前に冷蔵庫で解凍し、ストローなどで飲んでいただくのがオススメです。ホイップクリーム好きは堪らないと思いますよ。もちろん凍ったまま、アイスクリームのように食べてもOKです」（山崎さん）

　試しに半解凍状態の「生ホイップは飲み物」をいただくと、ねっとりとした食感とともに、牛乳のコクや甘さが口中に広がります。その独特の食感に驚いていると、「このねっとり感を再現するのが最も苦労した点でした」と山崎さん。

「何社ものアイスクリーム製造工場に相談したのですが、現状のパイプだと詰まってしまうことなどを理由に全て断られてしまいました。そんな折に相談に乗ってくれたのが、新潟県長岡市の加勢牧場だったのです」

　残念ながら、ねっとりした食感を出すための製造工程などは企業秘密だとのことですが、加勢牧場の協力があったからこそ、今回の復活が実現したと言います。

苦味を抑えたコーヒーの爽やかな酸味がホイップクリームと絶妙にマッチ

　そして以前の販売時も一番人気の商品が、「生クリームは飲み物 ハワイカウコーヒー味」。こちら同社が仕入れるハワイ産のハイクオリティなカウコーヒー豆を贅沢に使った一品です。

「ハワイ島で栽培されているカウコーヒーは、苦味が抑えめで芳醇な香りが特徴。Fancyという上質な豆を使っているのですが、ホイップクリームと相性抜群なんです」（山崎さん）

　確かに、ねっとりとした食感はそのままに、エスプレッソで抽出したカウコーヒーの程よい苦味が、ホイップクリームの甘さと絶妙にマッチし、食べやすく、万人受けする味わいとなっています。

「ハワイカウコーヒー新宿御苑本店」でハワイカウコーヒー味をオーダーした場合、「生ホイップは飲み物」プレーン味に、その場でコーヒーをかけて提供されるのだそう。まさに作りたてをその場でいただけるというワケですね。

　なお、7月1日には「ハワイカウコーヒーお台場店」、7月上旬には「ハワイカウコーヒー千葉茂原店」がオープン予定。実店舗で味わってみたい人は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

　今後もさまざまなユニークな展開が期待される「生ホイップは飲み物」ですが、今後は地域限定味（フレーバー）も展開予定だと言います。

　これらはご当地のショップでのみ購入・入手可能。さまざまな味を試して、お気に入りの「生ホイップは飲み物」を全国で探してみるのも面白そうですよ。

（撮影◎菅野祐司）