松屋が手掛けるフランスの鶏肉料理はウマいのか? 『とんかつの松のや』で「チキン・コルドンブルー」を食べてみた

松屋が手掛けるフランスの鶏肉料理はウマいのか? 『とんかつの松のや』で「チキン・コルドンブルー」を食べてみた
食楽web

 人気牛丼チェーン『松屋』が手掛けるとんかつ店『松のや/松乃家』では、1月26日より期間限定メニュー「チキン・コルドンブルー(鶏肉で包んだハムチーズ巻きかつ定食)」の販売をスタート。「ロースかつ定食」を始めとした定番メニューを抑え、早くもお店の人気ランク上位に食い込んでいる模様です。

公式ビジュアル
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 過去2回(エスカベッシュ風アジフライ定食、チキンキエフ定食)がともに大きな反響を呼んだ「松のやで、世界の味」シリーズの第3弾となる今回のメニューは、叩いて薄く伸ばした鶏むね肉でハムとチーズを巻き、油で揚げたカツレツ「コルドン・ブルー」をピックアップ。果たしてどんな味わいをもたらしてくれるのか、ご飯との相性はどうなのか。いやもう絶対に美味いとは思いますが、ここはやっぱり実食にて確認してみないと…ということで、『松のや』で食べてきましたよ!

「チキン・コルドンブルー(鶏肉で包んだハムチーズ巻きかつ定食)」750円(税込)
「チキン・コルドンブルー(鶏肉で包んだハムチーズ巻きかつ定食)」750円(税込)

 オーダーから約7分ほどで運ばれてきた「チキン・コルドンブルー」は、食べやすくカットされつつ、半分以上がソースで覆われた姿。たっぷりのキャベ千とポテサラ玉&プチトマトが添えられています。さっそく一切れをリフトして…お~、とろけたチーズが溢れ出してくる! こぼれ落ちる前にパクッとひと口。おわ、チーズがアッツい。揚げ立てサクサクの衣の食感に続き、ほのかに香って熱いチーズの味わい、ハムの旨みと塩味、主張しすぎないソースのテイスト、「コルドンブルー(以下カツ)」全体から来る柔らかな食感と、美味しさのドミノが口の中をパタパタと倒れていきます。何だこれ、すげえうめええええっ!

リフトしたら切り口からチーズがとろ~と溢れ出す!
リフトしたら切り口からチーズがとろ~と溢れ出す!

 ソースは色がかなり濃いですが、デミグラスソースのような強さや重さはなく、野菜や肉が溶け込んでいるようなコクと旨み、繊維質のザラッとした舌触り。カツの味わいを消すことなく、ソースの味わいが乗っかることで美味しさがよりアップする感じです。肉部分の主役であるはずの鶏むね肉ですが、このカツに関しては脇役というか、完全にサポート役に回ってます。ハムとチーズの後に「私はここにいるよ」な感じで顔を出してきます。

 ソースとカツが一体になった状態でやるべきことはといえば、もちろんオン・ザ・ライス。カツの衣とハムとチーズと鶏むね肉、ソースの旨さが、温かいご飯の上で踊りまくってる~。カツが一切れ…いや二切れあれば、一杯分がペロっとイケてしまうなこれは。こんなことなら、ご飯を普通じゃなくて大盛りにしておくんだった…(※『松のや』の定食ご飯は小盛り・普通盛り・大盛りでも値段が変わりません)。キャベ千と味噌汁で口の中をリセットしつつ、無事に完食。ごちそうさまでした! 

『松のや/松乃家』の揚げ物テイストをしっかりと残しつつ、フランスのご家庭とやらはこんな美味いもん食ってんのかと嫉妬心を抱かせてしまうほどの完成度。こうなると次の「松のやで、世界の味」シリーズ、どの国の料理を引っ張り出してくるのかが今から非常に楽しみになりました。期待して登場を待つことにしましょう。

 なお、過去の期間限定メニューが概ね1週間前後で終売となっており、今回の「チキン・コルドンブルー」も恐らく同様の販売期間となることが予想されます。味わってみたいという方はぜひ早めに、最寄りの『松のや/松乃家』へ向かってくださいね!

●DATA

『松のや/松乃家』の「チキン・コルドンブルー(鶏肉で包んだハムチーズ巻きかつ定食)」

期間:2022年1月26日(水)~
販売:高速PA店舗を除く全国の『松のや/松乃家』
https://www.matsuyafoods.co.jp/matsunoya/