誰かに贈りたくなる! イタリアの郷土菓子「バーチ・ディ・ダーマ」ってどんなお菓子?

誰かに贈りたくなる! イタリアの郷土菓子「バーチ・ディ・ダーマ」ってどんなお菓子?
食楽web

 ころんとしたフォルムが愛らしいイタリア・ピエモンテ生まれの郷土菓子「バーチ・ディ・ダーマ」をご存知ですか? クッキー生地にチョコレートを挟んだ小さな焼き菓子です。

 食べるときにすぼめる口がキスをするのに似ていることや、チョコレートをサンドしているクッキーがあたかもキスをしているように見えることから、イタリア語で「貴婦人のキス」という意味を持ち(諸説あり)、古くから北イタリアの伝統菓子として親しまれています。

 東京・目黒のイタリアンレストラン『トラットリア・デッラ・ランテルナ・マジカ』では、バーチ・ディ・ダーマをはじめ、ビスコッティ、アマレッティなど、店頭カウンターのショーケースに自家製のイタリア菓子を並べ、販売しています。

バーチ・ディ・ダーマ1000円(税込)
バーチ・ディ・ダーマ1000円(税込)

 焼き菓子のバリエーションは8種ほどで、日によって内容は変わり、陳列されるのは常時4種類。なかでも「バーチ・ディ・ダーマ」はボックス入りの特別仕様でひときわ目を引き、ちょっとしたギフトやお返し、お土産にもぴったりです。

「当店のバーチ・ディ・ダーマは、一般的なものに比べて小粒なのが特徴」と話すのは、シェフの阿部之彦さん。

 かつて一世を風靡したティラミス、パンナコッタに始まり、ナターレ(クリスマス)に欠かせないパネットーネ、パンドーロなど、日本でもなじみ深いイタリアのスイーツはたくさんありますが、まだまだ知名度が高いとは言えない「バーチ・ディ・ダーマ」。小ぶりなひと口サイズにこだわり、さらに特別なボックスを誂えて「バーチ・ディ・ダーマ」を提供する理由を、シェフの阿部さんに詳しく伺いました。