【5/18〜】ユネスコ無形文化遺産「ベルギービール文化」を港ヨコハマで存分に味わう＠山下公園

ベルギービールウィークエンド 2017 横浜

　いよいよビール好きの喉がなるシーズン到来！ 初夏から夏本番にかけては各地でビール関連のイベントが目白押しだが、今年も名古屋を皮切りに横浜、大阪、金沢、札幌、仙台、神戸、東京と全国8都市（予定）を巡回する「ベルギービールウィークエンド 2017」 が開催される。通称BBW。

　「ああ、あのほら、いろんな国のビールが飲めるお祭りね」。そうそう、そういうフェスもあるが、BBWはベルギービールオンリー。寝ても覚めてもひっくり返ってもベルギービールしばりのビアフェスだ。

　多種多様な銘柄があることでも知られる世界最高のビール王国ベルギー。ベルギー国内にはおおよそ200の醸造所があり、1,500 種類以上ものビールがつくられている。「ベルギービール文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのも記憶に新しい。

　今回、BBW 横浜会場に登場するベルギービール132 種。うち、BBW 初登場は30 種。代々受け継がれてきた伝統ある醸造所のものから若手醸造家が生み出すニューフェイスまで新旧さまざまな顔ぶれが揃う。ビール通ならご存知の修道院ビールやIPAはもちろん、ビールが苦手な人やベルギービールになじみのない人でも楽しめるフルーツビールやホワイトビールなど、これだけ揃えばさすがに自分好みの銘柄が見つけられそうだ。

　いや待てよ。豊富な種類がベルギービールの最大の魅力とはいえ、100種類を超えるラインナップの中から実際お気に入りの銘柄を見つけるのは大変だ。そこでBBWでは味わいや香りの特徴を11タイプに分類。さらに甘味、酸味、苦味、コク、キレ、香りの6つのポイントで相対評価できるテイストチャートでもってお気に入りのイメージもつかめる。もちろん、ラベルや銘柄ネーミングのフィーリングで選んだっていい。慎重派か直感派か、ビールひとつ選ぶのにも性格が垣間見えて楽しい。

　会場ではMYグラスが基本スタイル。このグラスはスターターセットにつくBBWオリジナルグラス。毎年デザインが異なりコレクターズアイテムとしても人気がある。

　MYグラス片手にビアハンティングしながら楽しみたいのはやはりフード。美食の国ベルギーのビールのお供といえばフリッツ（フライドポテト）やブーレット（ミートボール）。加えてワッフルやアイスクリームなどのデザートブースも登場予定。ベルギービールとフードのペアリングを自らの味覚で確めてみよう。また、ステージではベルギーのトップアーティストらのライブパフォーマンスのほか、トークショーやゲームなども。いながらにしてベルギービール文化を存分に体験できる。

　横浜会場となるのは山下公園。氷川丸が係留され、横浜マリンタワーがそびえる。見渡せば港ヨコハマの異国情緒がそこかしこ。設営のテーブルや腰掛けを利用するもよし、芝生に洒落たレジャーシートを広げてビアピクニックもよし。個人的には後者のスタイルでゴロゴロしたいところだが、初夏の潮風とともにベルギービールが楽しめる最高の週末になりそうだ。