スペシャルティコーヒーに特化した最強のフィルター
皆さんcores(コレス)というブランドをご存じでしょうか? 知っているアナタはかなりのコーヒー通です。そう、フィルターやサーバー、さらにはマグカップまで、スペシャルティコーヒーに特化したアイテムをリリースしているプロダクトブランドです。

そのcoresがこのたびブランドリニューアル。その第一弾として登場したのが、ゴールドフィルターと個性的なサーバーのセット「コーンゴールドフィルター&サーバー」です。

見た感じもすごく個性的で洗練されています。でも“デザイン重視のコーヒー器具”というだけなら、すでに数多くのブランドからリリースされているのは周知の通り。なぜcoresが注目なのかというと、冒頭で説明した通り、“スペシャルティコーヒーを美味しく飲む”という一点に特化しているからです。
コーヒーを淹れるという工程の中で「フィルタリング」に注目した同ブランド。従来の紙フィルターや金属フィルターなど、さまざまな素材のフィルターでテイスティングを重ねた結果、コーヒー本来の味を最もピュアな状態で楽しめる素材が「金」であることを発見しました。そこで採用したのが「純金コーティング」。とりわけ“素材の味をいかにダイレクトに引き出せるか”が重要となってくるスペシャルティコーヒーとの相性が抜群なワケです。

さらに独自の縦長メッシュ構造によって、コーヒー粉の目詰まりを予防するそう。ほら、ドリップの途中でまったくコーヒーが抽出されなくなったという経験がありませんか? あれはフィルターにコーヒー粉が詰まってしまうことが原因。だからこの構造によって、非常に効率的にコーヒーが抽出できるようになりました。一般的なフィルターに比べ、少ない豆の量で美味しいコーヒーが淹れられるというのはお財布にも環境にもエコですよね。
試しにゲイシャ種の豆で、一般的なフィルターとコーンゴールドフィルターで淹れたコーヒーをそれぞれテイスティングしてみたのですが、違いは明らか。雑味はほとんどなく、ゲイシャ種ならではの程よい豆の旨みと酸味が感じることができました。
ちなみにフィルター単体での発売もあり、ブラックのほか、チェリーレッド、フラワーホワイトの3色が展開されています。

実はこちらの製品以外にも、多治見の磁器メーカーで作られたキャニスターや、アロマと味わいが口いっぱいに広がるように計算された形状のキキマグなどが同時に登場。気になる方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。


(取材・文◎室井康裕)
●DATA
cores(コレス)