アペロールってどんなお酒?

アペロールは、イタリア生まれのオレンジ&ハーブのリキュール。発祥はイタリア北部の都市・パドヴァです。元々は、パドヴァの青空市で余ったオレンジが袋の中で自然発酵し、偶然生まれたドリンクだったと言われています。これに目をつけたのが、アペロール創始者のバルピエリ兄弟。改良を加えて1919年に「アペロール」として正式に販売をスタートし、あっという間に大人気になりました。
このお酒がすぐに大衆に受け入れられた理由は、イタリアの食習慣である「アペリティーヴォ」(食前酒)に特化したライトなリキュールとして開発されたから。代表的な飲み方は、氷をグラスに満たし、辛口のスパークリングワインと1:1の割合でアペロールを注ぎ、好みでソーダを少し加える「アペロールスプリッツ」です。

イベント会場では、「アペリティーボセット」が提供されています。内容は「アペロールスプリッツ」とバゲットにハムやアンチョビなどが載ったカナッペ4種(日によってトッピングが変わる)です。

ということで、「アペロールスプリッツ」でまずは乾杯! 爽やかな甘さにわずかなオレンジ由来の苦味を感じますが、スッキリしていて飲みやすい。ほぼジュースのような感覚で楽しめます。テラスで風を感じつついただく、キリッと冷えた「アペロールスプリッツ」は最高。思わずゴクゴク一気飲みしてしまいたいほど美味しいです。
そんな「アペロール」、イタリア本場ではどんなシーンで楽しまれているのでしょうか。会場にいたブランドアンバサダー、ミケーレさんに聞いたところ、「家でも飲みますが、友達とともに外で飲むことが多いですね。社交的な飲み物です。みんなでワイワイ、楽しみながらね」とのこと。

ミケーレさんによれば、「アペロールスプリッツ」はやや甘いので、本場ではブルスケッタやリゾットなど塩気の効いたものと一緒に味わうことが多いそう。「もちろん、ポテトチップスやオリーブなどにも合いますよ」(ミケーレ氏)
会場では、日が落ちる頃には、テラスの奥でライブも開催されます。生演奏を聴きつつ「アペロールスプリッツ」を味わうと、異国情緒あふれる空間に一気に変貌します。ディナー前にゆったりとした穏やかな時間を過ごせる「アペロール テラス」。この秋は、仕事帰りや週末に、アペロールとともに素敵な時間を過ごしてみませんか?
●DATA

「アペロール テラス」
期間:開催中~9月27日(金)
住:渋谷区代官山町20-23 TENOHA代官山(『BONDOLFI BONCAFFE(ボンドルフィ ボンカフェ)』テラス内)
営:14:00~23:00(LO22:00)
休:不定休
http://tenoha.jp/