【ご当地酒場で一献!】大分の駅前食堂で味わう、ビールが止まらない絶品ご当地グルメとは!?【寶屋本店】

【ご当地酒場で一献!】大分の駅前食堂で味わう、ビールが止まらない絶品ご当地グルメとは!?【寶屋本店】
食楽web

旨し酒と肴を求め、都内はじめ全国を食楽web編集部員が飲み歩く、酒場放浪記です。

筑後川のほとりで
まだ見ぬ美食に思いを馳せる

 目の前をゆったりと流れる筑紫次郎こと筑後川。そう今、私は九州最大の河川である筑後川の支流にあたる三隈川のほとりに立っています。とくれば今回のミッションはもちろん日田市のグルメを満喫すること。夏場だったら、風物詩である鵜飼いなんぞを見ながら、屋形船で酒と鮎三昧に興じたりもできるのでしょうが、残念ながら季節は冬。でも落胆することなかれ。ここには日田やきそばはじめ、ご当地グルメのめくるめく甘美な世界が待っているというのです。

 というわけで「まずはここを押さえるべし」と地元の方に案内されるままに酒場へGO!

【ご当地酒場で一献!】大分の駅前食堂で味わう、ビールが止まらない絶品ご当地グルメとは!?【寶屋本店】

 ん!? 食堂? しかも日田駅前。。。

 想像していた酒場とはちょっとイメージ違いますが、実はここが地元の酒好きも足繁く通うという、「寶屋本店」です。

何でもアリ!?
圧巻のメニュー数

 二階に通されると、小上がりの座敷席がずらり。席に着き、メニューを見るとビックリ! 酒の肴はもちろんですが、各種定食からカレーライス、挙げ句の果てには寿司まであるではないですかっ!! そんな膨大な数に上るメニューからまず選んだのが「鮎のうるか」と「とり皮酢の物」。

【ご当地酒場で一献!】大分の駅前食堂で味わう、ビールが止まらない絶品ご当地グルメとは!?【寶屋本店】

 まずは生ビールで乾杯し、うるかととり皮をつまみます。うるかはご存知、鮎の塩辛ですが、鮎の上品な香ばしさと苦味がマッチしてこれがなかなか旨い。思わず日本酒をオーダーしたくなりますが、そこは我慢。

 エンジンがかかり始めてきたところへ「日田やきそばじゃないけど、ここのも旨いよ」との地元の方の誘惑が。

【ご当地酒場で一献!】大分の駅前食堂で味わう、ビールが止まらない絶品ご当地グルメとは!?【寶屋本店】

 じゃーん!! 「焼きそば」と「唐揚げ」登場。だって大分って言えば唐揚げも有名ですよね? 中津が元祖っぽいですが、日田も大分県なんだから、という軽い気持ちで注文した次第。焼きそばは麺が固めに焼き上げられていてシャキシャキのもやしやキャベツと良く合います。骨付きの唐揚げだってビールに合うに決まっています。当初は大分だけに麦焼酎かとも思いましたが、あえてビールオンリーで攻めることにしたため、数杯ジョッキを空けただけでもうお腹いっぱいです。

 ひと休みがてら店内を見回すと、気になるポスターが。

【ご当地酒場で一献!】大分の駅前食堂で味わう、ビールが止まらない絶品ご当地グルメとは!?【寶屋本店】

 どうやらかっぱも日田名物のようですが、何ともシュールです。

大分といえばだんご汁。お約束の柚子胡椒が旨みを引きたてるー!

 まったりしていたところ「そろそろ河岸を変えましょうか」と地元の方の声。

 思わず「ちょっと待って下さい!」と叫び、注文したのが「だんご汁」。無類のほうとう好きであり、すいとん好きを自認する私。この地でどうしても食べたかったご当地名物の一つです。

【ご当地酒場で一献!】大分の駅前食堂で味わう、ビールが止まらない絶品ご当地グルメとは!?【寶屋本店】

 かくして締めに登場した「だんご汁」。もちろん小皿に盛られた柚子胡椒抜きでは語れません。あっという間に完食し、お腹も心も大満足!

そんなわけで日田の夜はまだまだ続くのでした。

(続く)

●DATA

寶(たから)屋本店

住:大分県日田市元町13-1
TEL:0973-24-4366
営:11:00~21:00
休:無休