“干物ブーム”到来の兆し!?「 アタラシイヒモノ 金目鯛」が面白い!

““干物ブーム”到来の兆し!? アタラシイヒモノ「金目鯛」が面白い!
食楽web

伝統の技と気鋭のセンスが生み出すモダンな干物

「干物」といえば、江戸時代から日本の食卓を彩ってきた伝統食材の一つ。旅館の朝食なんかで出てくるアジやイワシの干物が大好き、なんて人も多いのでは?

 もともとは保存食として重宝され、栄養価が高いことでも知られる万能食材ですが、ちょっとユニークな干物「アタラシイヒモノ」が、伊勢丹新宿店 本館地下1階・フレッシュマーケット(魚勢ショップ)で9月19日(水)~10月2日(火)まで限定販売されています。

 こちら、干物をフレンチの技術でアップデートした商品。「簡単に早く調理できること」「キッチンを汚さないこと」「料理としておしゃれに仕上がること」に重点をおいて開発されたということで、塩や砂糖、ハーブなどを合わせたソミュール液や、選りすぐりのハーブ&スパイスで調味されているのが特徴です。

「アタラシイヒモノ(金目鯛)」2,700円(税込)
「アタラシイヒモノ(金目鯛)」2,700円(税込)

「アタラシイヒモノ」と命名されたこちらの干物を手がけたのは、dot science株式会社取締役の田村浩二シェフ。彼のフレンチの技術を使って、明治10(1877)年創業の老舗干物店『魚伝』(神奈川県)がまったく新しい洋風干物をカタチにしました。シリーズ展開も視野に入れているそうですが、第一弾としてリリースされたのは「金目鯛」の干物です。

 開発の背景としては、若者の“干物離れ”が大きく影響しているそうです。ここ10年ほどで大きく消費が減少した干物を、現代のライフスタイルに寄り添った食べ物に生まれ変わらせることができないだろうか…

 そんな思いから、フランスの美食ガイド「ゴ・エ・ミヨ」にて期待の若手シェフ賞を受賞し、海外からも注目を集める田村浩二シェフと、『魚伝』5代目の青木良磨さんがタッグを組みました。「日本伝統の干物技術」と「若手シェフのフレンチの技術」を融合して生まれたのが、「アタラシイヒモノ」なんです。

 これまでの干物は、魚グリルで焼くことが中心のご飯のお供、すなわちサイドディッシュでしたが、「アタラシイヒモノ」はプロ仕様の「メインディッシュ」として成り立つうえ、誰でも15分程度でつくれちゃうんです。

 焼いて食べるだけでなく、アクアパッツァやスープなど、洋風料理の素材としてもおすすめ。調理は魚グリルではなく、フライパンやオーブンを使うので、キッチンが汚れません。活用レシピは、ホームページにて公開中なので、気になる人はチェックしてみてください。

・・・・・・・

 冒頭でもお伝えしたように、この「アタラシイヒモノ」、伊勢丹新宿店 本館地下1階・フレッシュマーケット(魚勢ショップ)で9月19日(水)~10月2日(火)までの限定販売。10月中には通販サイトによるオンライン販売も開始する予定なんだとか。見逃し厳禁の最新干物、この機会にぜひ食べてみてください。

●DATA

アタラシイヒモノ(金目鯛)

期間:9月19日(水)~10月2日(火)
場所:伊勢丹新宿店 本館地下1階・フレッシュマーケット(魚勢ショップ)
https://himono.design