テキーラとの違いは?

テキーラとは、元々はメキシコ中部ハリスコ州のテキーラ村周辺で作られていた「メスカル」のことを指します。つまり、テキーラというのは、メスカルの一種。メスカルのうち、定められた一部の州で造られたもののみが、テキーラを名乗れるわけです。
いまや大量生産されているテキーラとは違い、最近のメスカルは、小さな農家で手造りされていることがほとんど。オーガニックでオリジナリティあふれる味わいで、逆にテキーラよりもメスカルのほうが注目されているんです。生産者によって味が全く異なるあたり、スモールバッチのクラフトジンと似ているかもしれませんね。
カクテル文化が盛んなアメリカでは、特にニューヨークを中心にメスカルが爆発的な人気となり、バーには必ずと言ってよいほどメスカルベースのカクテルがあります。さらには、メスカルの自動販売機まで登場するなど、一大ムーブメントを巻き起こしています。
気になる飲み方ですが、基本的にはストレートで飲みます。おつまみは、ダークチョコレートとのペアリングがおすすめ。また、カクテルにしてももちろんOK。クランベリージュースやパイナップルジュース、フレッシュライムと相性バツグンで、南国チックなカクテルを味わえますよ! メキシコ生まれの神秘の酒「メスカル」、見かけたらぜひとも試してみたいですね。
●DATA
原材料:アガベ100%、アルコール度数:40%