素材の味を活かした上品な味付けの料理を堪能
「たん熊北店 二子玉川店」オリジナルメニューの「京のおもてなし特別会席」7,800円(サービス料、税別)では、京花菜辛子和え、蛤真丈、ます九条葱焼き、京都府産牛バラ肉と海老芋の京味噌煮、さくら海老ご飯などが楽しめます。

花菜とは、伏見桃山で切り花用として栽培されていた寒咲き菜種のつぼみを食用にしたものです。シャクシャクとした歯ごたえとほどよい苦みが特徴で、つぼみにはビタミンAが豊富なのだとか。


ます九条葱焼きに使われる九条葱は、口当たりが柔らかく、歯の内部にぬめりがある青葱です。関西で「ネギ」と言うと、九条葱を含めた青葱を指す事が多いんですよ。


また、京都府産牛バラ肉と海老芋の京味噌煮に使われている「海老芋」は、さといもの一種。縞模様と形がえびに似ていることからこの名が付けられました。煮崩れしにくく、中まで味が染み込みやすいので、白味噌との相性も抜群です。


この料理には京都府産和牛が使われていますが、「京都=和牛」のイメージってあまりないですよね。しかし、京都には明治初頭から創業しているすき焼き屋があったり、牛肉の購入量や金額が全国トップクラスだったりと、実は牛肉文化が根付いた地域でもあるのです。京都の和牛にはオレイン酸が多く含まれ、口溶けの良い脂肪を生み出しています。
ほかにも、まだ生産者が3名しかいないという非常に珍しい京地鶏など、これから広まっていくであろう京の食材も楽しめるのは、こういったイベントならではです。