秋のキャンプシーズン真っ只中! ブームが続いていることもあって、SNSなどでさまざまなキャンプ飯のレシピが紹介されています。そんな料理の中で最もハードルが高いレシピの一つが揚げ物。安定した火力を維持するのが難しい点や、食材を揚げた後の油の処理などがネックとなり、キャンプでは敬遠されがちです。
そんな折に発見したのが、昭和産業から新発売となった「もう揚げない!! 焼き天ぷらの素」。本来は家庭での調理向けの商品ですが、「これを使えばキャンプで天ぷらが楽しめるのでは!?」と考えたキャンプ好き編集者K。実際にキャンプで試してきました!
「焼き天ぷらの素」を使って秋の味覚を味わう!
「焼き天ぷらの素」は、昭和産業が2022年9月1日に発売した天ぷら粉。大さじ3程度の少ない油で6分ほど焼けば、サクサクした食感の天ぷらが楽しめるという商品です。1袋で作れる天ぷらは2〜3人前ほどだそう。そこで今回は、秋の味覚であるきのこ類やなす、サツマイモ、そして天ぷらの王道であるエビの天ぷらを作ってみることにしました。
生地の作り方は超簡単。ボウルに1/2カップ強の水を入れ、そこに「焼き天ぷらの素」1袋を加えて泡立て器などでよく混ぜれば、あっという間に生地のできあがり!
焼くだけでこの味が!? サクサクの天ぷらに驚愕!
今回、使用するのはスキレット。まず、大さじ3ほどのサラダ油をスキレットにまんべんなく引きます。ほどよく温まったところで、事前に切っておいた食材を生地に絡めて、スキレットに並べて待つこと3分。香ばしい匂いが立ち込めてきた頃合いに、食材を裏返してさらに3分焼けばもう完成。見た目はまさに天ぷらそのものです。
当初は、火力が不安定なのとサラダ油が少ないため、揚げたての天ぷらならではの醍醐味である「サクサクの食感」は難しいなと考えていたのですが、出来上がった天ぷらをいざ実食してみると、ホクホク、サクサクじゃないですか! 塩のみで食べてもよし、天ぷらつゆを用意してもよし。あっという間に平らげてしまいました。
注意点としては、厚みのある食材の場合、スキレットに触れていない部分が生焼けになったり、中まで火が通っていなかったりするので、薄く切るのがオススメだということくらい。
焼き天ぷらの締めは天丼に。丼にご飯をよそって、焼いた天ぷらをトッピング。そこに天ぷらつゆをかけるだけで、本格的な天丼が完成しました。キャンプでここまで手軽に天ぷら三昧が満喫できるのは、まさに画期的です。後片付けの際も、スキレットに残った油をキッチンペーパーなどで拭き取ればOKと超楽ちん。
今回はキャンプ飯で試してみましたが、面倒な油の処理を気にすることなく、お手軽に天ぷら料理が味わえる「焼き天ぷらの素」は、家庭で使うにもうってつけ。皆さんもさまざまな秋の味覚を天ぷら料理で楽しんでみてはいかが。