鍋が美味しい季節です。水炊き、寄せ鍋、ちゃんこ鍋、キムチ鍋、豆乳鍋など、日本人の冬の食卓には様々な鍋が並びますが、たまにはワンランク上をいくような贅沢な鍋もいただいてみたいものです。
そこで筆者が注目したのがすっぽんです。高級食材であり、古くから「滋養強壮に良い」と言われる一方、入手するのが難しいのがすっぽんの特徴で、これまで筆者は一度も口にしたことがありませんでした。
そんななか、大分県にある創業101年のすっぽん料理の名店『料亭やまさ』から「すっぽん鍋(すっぽんまるごと入門セット)」なる商品がリリースされました。これは気になる! ということでさっそく注文してみました!
多くの文豪や芸能人たちも愛したという『料亭やまさ』の味を家庭で味わうことができ、さらにすっぽんそのものへの親しみも感じられるという、この画期的商品。さっそくいただいてみたいと思います!
すっぽんの甲羅酒とエンペラの湯引きで酒がグングン進む!
鍋をいただく前に、『料亭やまさ』のコース同様、まずはすっぽんの甲羅酒とエンペラの湯引きからいただきます。すっぽんの甲羅は、あらかじめ香ばしく焼かれているもので、これに自前で用意した日本酒の熱燗を合わせていただくもの。甲羅の香ばしい風合いと、日本酒熱燗の甘さが見事に複合して、なんとも贅沢な気分に。そして、やはりどことなく体の芯が温まるような印象も受けました。
そして、エンペラの湯引きですが、エンペラとはすっぽんの硬い甲羅の周辺にあるエンガワ部分のことで、コラーゲン豊富で美肌効果があると言われるものだそうです。こちらは同梱されている『料亭やまさ』特製ぽん酢をつけていただきましたが、プルプルなのにコリコリしているという複雑な食感で、これまた酒にピッタリの一品。グングン酒が進んでしまいました。すっかりほろ酔いになった筆者ですが、ここからすっぽん鍋を試していきます!