幻のラムバクテーがまさかの通販スタート!

実は私もイベントで1回しか食べておらず、もう一回食べたいなあ…と真剣に思っていたので、到着がすごく楽しみでした。待つこと数日で無事に到着! 早速ランチでいただくことに。
まず、真空パックを空けて驚くのは芳醇で濃厚なスパイスの香り。これこれ、これですよ。家だとこれだけ豊富なスパイスはなかなか使えないので、まずこの香りでテンションがグンと上がります。肉骨茶は薬膳の要素も強い料理で、スープには、にんにく、黒胡椒、白胡椒、桂皮、甘草、八角、当帰、川弓(センキュウ/キュウは草冠に弓)など漢方薬とも通じる中華スパイスがたっぷりと入っています。さすが医食同源の華僑系のスープですね。
味見すると、まずはスパイスの風味がふわっと広がります。ラム肉たっぷりなのにあっさり優しい味。しかし、快いラムの香りやラムの旨味はどっしりと感じられます。毎日手作りで、化学調味料や防腐剤、保存料は不使用だそうで、人間の手で、手間ひまかけて作っているんだな、というのが濃厚なスープからビシビシ伝わってくる味です。無化調でこの味わいを出せるのはすごい! 家庭では味わえない本格派の味を楽しめる通販の醍醐味を思い切り満喫しました。
バクテーは付属の油条やご飯と一緒に食べるのが旨い

バクテーは、付属の油条(中華風揚げパン)やご飯と一緒にいただくのがならわしです。最初にスープそのものの味わいを堪能した後、このスープに油条を浸して食べたり、スプーンによそったご飯をスプーンごとスープに浸して味わったりするわけです。ポイントはご飯を固めに炊くこと。筆者は押し麦を加えたご飯で麦の食感もプラスしてみましたが、これは大成功でした。もちろん、現地風にジャスミンライスを炊いて添えれば完璧です。
ちなみに、ちょい足しアレンジとして、サッと茹でた春菊や春雨を入れたり、パクチーを散らしたりするとさらに美味しいとのこと。今回、筆者は到着してすぐに我慢できずに食べてしまいましたが、入念な事前準備をオススメします。
現在、新型コロナウイルスの流行による外出自粛で、体調を崩しがちになっている人も多いかと思います。さらに、これから梅雨に入り、しばらく天候不順が続くことが予想されます。ここは、熱帯のシンガポールのスパイシーなソウルフード・肉骨茶(バクテー)とラム肉のパワーで乗り切りましょう!
●SHOP INFO
店名:新加坡肉骨茶(シンガポールバクテー)
住:東京都港区麻布十番1丁目7‐12 OHMIYAビルB1
TEL:03-6434-7732
https://www.sgbkt.jp/
●プロフィール
菊池一弘
羊齧協会主席。羊肉を常食する岩手県遠野市出身の父の影響で、羊肉料理に親しんで育つ。北京留学中に現地の味に触れ、その魅力に開眼し羊好きの消費 者団体「羊齧協会」を結成。本業は、イベントの開催・運営、場作りのプロとしてのアドバイザー業務などに携わっている。最近は四川フェスの運営団体麻辣連盟の幹事長も兼務。監修書籍に「東京ラムストーリー(実業之日本社)」「家庭で作るおいしい羊肉料理(講談社)」がある。
http://hitujikajiri.com/