空港内の工場で作りたての「フーチョコレーターズ」

広島空港内にある「フーチョコレーターズ」は、店内に工場を併設したチョコレートショップ。カカオの焙煎からチョコレートの製造までを空港内で行っているというユニークなお店です。しかも、販売するのは動物性食品を一切使わないヴィーガンチョコレートとなっています。

3種ギフトボックスは写真家・石田真澄氏が撮りおろしたリーフレット付きで、7色のパッケージはブランドコンセプトでもある「多種多様な人々が分かち合う瞬間」をイメージしているそうです。
カシューミルクチョコレートは果実のようなフルーティーさが特徴。ホワイトチョコレートはカカオ豆から抽出したバター分を原料とし、ミルクの代わりにカシューナッツを使用するので、通常のホワイトチョコレートよりもあっさりしています。ほうじ茶チョコレートはカシューミルクチョコレートをベースに、埼玉県産の茶葉を使用。きな粉やあんこのような柔らかな味わいです。

ヴィーガンと聞くと、おいしさを犠牲にしているんじゃ? という不安があるかもしれませんが、実際に食べてみると「こういう選択肢もアリだな」と思えるはず。ぜひ一度試してほしいチョコレートです。
甘酸っぱさが癖になる「はっさく大福」

広島県の名産のひとつ、「はっさく」を使った大福があるのをご存知ですか? 広島県内でははっさく大福を販売する和菓子店がいくつかありますが、広島空港内でははっさく屋の「はっさく大福」が購入できます。

はっさくは因島発祥で、はっさく大福も因島生まれだそう。手作り感あふれるパッケージなどもローカル感があっていいですね。

餅のなかには因島、生口島の契約農家から仕入れたはっさく2~3房と白あんが入っており、甘さと酸味のバランスが絶妙! 表面のみかん餅は薄めで1個のサイズが小ぶりなので、一度に2個、3個と食べられそうです。
「メロンパン」のパンは呉市民のソウルフード

「メロンパン」と聞くと、丸くて軽いパンを想像しますよね。しかし、広島のメロンパンはラグビーボール型でずっしり重いんです! 今回紹介するのは、呉市内に本店を構える「メロンパン」というお店のメロンパン。
私達が想像するメロンパンは、クッキー生地でカリカリしていますが、呉のメロンパンの生地は全体的にしっとりしています。そして、なかにはカスタード餡が。このスタイルのメロンパンは、関西出身の筆者も多少馴染みがあります。そう、関西では白あんが入ったメロンパンも共存しているんです。

さらに同店ではチョコレートクリーム入りの「ナナパン」、いちごジャムとカステラが入った「平和パン」というパンも人気。こちらのパンも空港内で購入できます。




広島空港内だけでも広島中のローカルなお土産グルメが購入できます。空港を利用する際は、早めに着いてぜひお土産をチェックしてみてください!
●著者プロフィール
今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好きで、フードツーリズムマイスターの資格も持つ。