ホームパーティにも活躍しそうな一口サイズ
『鈴懸(すずかけ)』(伊勢丹新宿店・B1)

同じく伊勢丹新宿店のB1にある創作和菓子の『鈴懸』にも「小粒手みやげ」があります。こちらは限定ではありませんが、新宿店にはいつも行列ができていて、そのお目当ては「ドラえもんの鈴」という愛称がついている小粒スイーツセット。ミニどら焼きの「鈴乃〇餅(すずのえんもち)」とミニ最中の「鈴乃最中(すずのもなか)」のセットの「〇すず籠」です。

「鈴乃〇餅」は、直径は5cmのどらやき。こんなに小さいのに、1枚1枚を手焼きしていて、その皮はもっちりしているんです。佐賀県産の「ヒヨクモチ」というもち米を使っているそうで、そのモチ米は、特に粘りが強くもちもち感が抜群だとか。餡は北海道十勝産の小豆を使用した優しい甘さです。
また、「鈴乃最中(すずのもなか)」は、新潟産のもち米「こがねもち」を使って焼き上げられた薄めの皮で、とっても香ばしく、サクッとした軽い食感。
ミニどらやきやミニ最中は他店にもありますが、『鈴懸』のは、食べればその違いがすぐにわかります。創業90年余の福岡の創作和菓子の老舗の職人技が小さい中にもぎゅっと詰まっていて、何個でも食べられそうな上品な味わいです。また「〇すず籠」のBOXは“ミニ行李”のようで、食べ終わった後にもランチボックスとして使えるので、もらった人は、喜んで使ってくれています。
『イッツ・サンドイッチ マジック』(伊勢丹新宿店・B1)

友人宅に遊びに行った際、ワインと一緒に持っていったら大好評だったのが、伊勢丹新宿店B1の『イッツ・サンドイッチ マジック』で買ったプチバーガーとミニドッグです。

プチバーガーを串刺しにした「3種のスタミナバーガー」は、ハンバーグ、コロッケ、チキン竜田の具材。ハンバーグにはマスタード、コロッケにはカレーソース、チキン竜田にはサルサソースが挟まっています。バンズの生地も3種類それぞれ違い、ちょっとずついろいろな味をみんなで楽しめます。

「ミニドッグ」のほうは、穀物入りのパンにカマンベールとドライトマトを挟んだサンドです。フランスパンのサンドイッチだとどうしても切り分けたりする手間がかかりますが、これなら、ピンチョスのように並べておくだけでOK。つまみやすくて大活躍します。
『イッツ・サンドイッチ マジック』は、創業70周年を迎える『アンデルセン』のサンドイッチ専門店。サンドイッチを美味しく食べることにこだわって、パンはもちろん素材との組み合わせ、さらに食べるシーンまで追及しているそう。
だからホームパーティをより楽しくするためにちょっとした仕掛けをするのもお得意。ミニバーガーやミニドッグの他にも、キューブ型、手毬サイズなどなど、小粒なサンドイッチがまだまだあるので、ぜひ見つけてみてください。
『ル・パン ドゥ ジョエル ロブション』(渋谷ヒカリエ ShinQs店・B2)

最後は渋谷ヒカリエ ShinQs店にあるパン専門店『ル・パン ドゥ ジョエル ロブション』で見つけた「ミニカヌレ」です。こちらはヒカリエ限定商品。縦40mm弱、直径20~30mm超ミニサイズのカヌレは、つまむと、まるでボトルのキャップみたいで可愛いんですよ。

ジョエル・ロブションが手掛けるパンといえば、カンパーニュやフランを代表するパンをはじめ、三ツ星レストランの料理の技を詰め込んだパンなど、見た目も味もうっとりするものばかり。そんな中に、この遊び心満載の「ミニカヌレ」がコロコロと並んでいたので、思わず目じりが下がってしまいました。
こんなに小粒なのですが、通常サイズのカヌレと同様、外側はカリッとしていて、中の生地はしっとり。そして味わいも濃厚。9個の箱入りでなんと788円! 自分のおやつにもプレゼントにも手ごろです。
いかがでしたでしょうか。今、デパ地下ではこんな小粒のアイテムがたくさんありますので、皆さんもぜひ見つけてみて下さい。
(撮影・文◎土原亜子)
●著者プロフィール
桃井叶恵(モモイ・カナエ)
秘書。アラサー独身。タイ・バンコク生まれ。スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語、タイ語を話せる。だが、やや日本語が苦手。国内外問わず1人旅が好き。特に、海外旅行では中心部から離れた田舎の店や屋台などの名もない店の美味しい地元飯を見つけるのが好き。