北海道八雲町は、広々とした自然の中で酪農が営まれる美しい町です。特にチーズはこの町の誇りであり、放牧で育てられた乳牛から作られる乳製品が、訪れる人々を魅了しています。
今回、帰省中に見つけたのが『片山チーズ工房小さな小さなチーズ屋さん』。山の緑に囲まれた、小さな小さなチーズ屋さんです。この工房では、カマンベールチーズをはじめ、季節限定でチーズケーキなども手作りで作られています。
片山チーズ工房のカマンベールチーズは見事な白カビで、香りは、ミルクの優しさと発酵による深みが見事に調和し、ひとくち食べるとクリーミーでコクのある味わいが広がります。塩加減が絶妙で、ミルク本来の甘さと旨味を感じさせ、まるで自然の恵みをそのまま口にしているかのような感動があります。
そのまま食べると、むっちりとした食感を楽しめ、トースターで軽く炙れば、トロリと溶けてさらにミルキーな風味が引き立ちます。この変化を楽しむのもまた、このチーズの魅力です。
今回はバゲットと生ハムでいただきましたが、今の季節には甘く熟したブドウと一緒に楽しむのもおすすめ。ワインは辛口の白ワインがぴったりです。
また、片山チーズ工房の製品は、SNSを通じてお取り寄せも可能とのこと。北海道の自然が育んだ一品を、ぜひご自宅で、白ワインとともに味わってみてください。
●SHOP INFO
片山チーズ工房小さな小さなチーズ屋さん
(ライター・亀井)