テッパン! バゲットと牡蠣の組み合わせ

まずはバゲットに合わせてみます。アヒージョなど、オイル煮と呼ばれる料理の付け合せとしてバゲットはテッパン。絶対合うはずです。
トーストしたバゲットに、瓶のオイルを少し染みこませて牡蠣を置きます。パリッとかじってみると、小麦と醤油の香りが駆け抜け、それを追うようにしてバゲットの香りと牡蠣の重厚な旨味のパンチが交互に襲ってきます。強烈に旨いです。ワインが欲しい!
バゲットのハードな食感と、牡蠣のプリップリの食感のコントラストも素晴らしい。いつまでも牡蠣の濃厚な味が中和されずに舌の上に残留します。冷やした白ワインと一緒に味わうと、さらに楽しい時間を過ごせそうです。
オンザライスも最高! 脳に幸福がかけめぐる

さて、次はご飯との相性を試してみましょう。炊きたてのご飯に牡蠣をオン! オイルがあたたかい白米に触れることで、オイルと醤油の香りが一段と立ちます。ご飯が冷めぬうちに、お米にのせた牡蠣をそっと口へ運搬。
最初にこってりとした牡蠣のインパクトが訪れた後、はじけた牡蠣のフレッシュな旨味を白米がふんわり包みこみます。これを噛むとどうなるかといえば、旨味の海が口内に誕生します。味わっているうちに、心身が幸せの海にどっぷり浸かりました。頭に浮かぶのは「至高」の二文字です。
興奮冷めやらぬまま、今度はオンザライスではなく、おかずと白米を順番に食べてみます。牡蠣をひとくち食べて、間髪入れずに白米を口へ投入。醤油の尖った味を感じられるので、この方式もまたご飯が進みます。醤油×牡蠣×白米=最強。無限に食べられそうです。
パスタとの相性はいかに?

さて、最後に合わせるのは、パスタです。まずはシンプルにゆでたパスタを用意。それに瓶に入っていたオイルを絡めて、牡蠣をトッピングしました。
食べてみると、旨味が強く、後味もさわやか。しかし牡蠣の旨味がパスタ全体に行き渡っていないせいか、全体的なまとまりという点ではやや物足りなさを感じます。ただし、これはあくまでざっくり絡めただけだから。パスタと牡蠣の相性自体はバッチリです。ちょっとパスタに一工夫すれば、格段に美味しくなるはず。そこでアレンジパスタを用意してみました。
和風パスタとの相性は最強!

まずはめんつゆ・ニンニク・牡蠣のオイルを組み合わせてソースを作り、その上に牡蠣をトッピング。簡単な和風パスタですが、思った以上によい香り。パスタの湯気に牡蠣の香りがのった、ナイスパスタの予感です。
フォークで牡蠣とパスタをからめて、ひと口。咀嚼した瞬間、ビビッときました。格段にパワーアップしています。オンザライスと引けを取らない、もしくはそれ以上の美味しさです。入り口はジャンキーなのに、味わいが奥深くて立体的。いつまでも食べていたい味です。個人的にドンピシャな味だったので、実は翌日も同じパスタを作ってしまいました。
まとめ

「花瑠&花星(おいる&おいすたー)」は、牡蠣そのものの濃厚な旨さと香りが最高。インパクトの強い味なので、シンプルにご飯・バゲット・パスタと合わせてみましたが、すべて最高。特に最後の和風パスタとの相性は素晴らしかったです。もちろん、そのままつまみながらお酒を楽しむのももちろんアリ!
ほかにもいろんな料理や調味料と組み合わせて楽しめそうです。お酒好きや牡蠣好きの方はぜひ一度お取り寄せしてみてください。
(取材・文◎中たんぺい)