点在していた飲食店がフードコートに集結! 便利になった尼崎グルメ

『ボートレース尼崎』では、1階に8店、3階に2店、合計10店舗の飲食店が営業しています。2020年の改装で、これまで各所に点在していた飲食店がフードコートに集結し、利用しやすくなりました。
たこ焼きならぬ「多幸焼」は必食!

それではトップバッターは、尼崎のソウルフードとして長らく愛されている「多幸焼」です。昭和27年の『ボートレース尼崎』のオープンとともに開店した老舗。6個で100円という価格は衝撃的。多い日で1日3000個以上焼くというから驚きです。

この「多幸焼」、見た目はたこ焼きですが、中に入っているのはタコではなくコンニャクなんです。カリカリの表面に中はトロッ、桜エビがふんわり香る生地がなんとも美味しい! 「多幸焼という名前には、『多くなる幸せ』という想いが込められているんです」と語る店長さん。この旨さで100円とは。その名の通り、頬張るたびに幸せを感じられる逸品です。
『丸久』の「焼きそば」と「お好み焼き」

続いては最も賑わっている食堂の『丸久』へ。店頭ではお好み焼きと焼きそばが焼かれ、威勢の良い呼び声が響きます。鉄板の横にはイートインスペースがあって、棚には煮物や天ぷらなどのおかずがずらり。好きなものを取るセルフ式です。おでんも自分で取る自由なスタイル。まるで屋台のような楽しさと賑わいで、テンションも上がります。

天かす、キャベツに豚肉と、5種類のソースをブレンドした焼きそばはイチオシメニュー。オーダーすると再度焼きを入れて、アツアツで提供してくれます。

お次はお好み焼きです。一口食べるとフワッフワの生地にびっくり。なんて口当たりの良いお好み焼きなんだ! その美味しさの秘訣をスタッフさんに聞いてみると、「粉は2種類をブレンドして山芋などを加えたオリジナル。ソースも手作りしてるんですよ」とのこと。これが300円で食べられるなんて。恐るべし尼崎グルメ!
『のぞみ食堂』の「カツ丼」

フードコート3軒目は、トンカツの『のぞみ食堂』。こちらでは5kgの豚の塊肉を仕入れ、手切りしたのち、オーダー後に揚げてアツアツを提供してくれます。
「カツ丼」は、揚げたてのカツをカツオだしと卵とグツグツ煮ること1分。豚肉は一人前100g、厚さは手切りだからか、かなり厚めでボリュームがあります。トンカツとともにいちばん人気を走る、看板メニューです。

フードコートはほかにも、楽しい店舗が多数。うどん&そばの『まるちゃんうどん』では、かやくごはんのセットが人気。そして屋台一筋40年、尼崎で有名な屋台ラーメンの『阪神軒』も。ほかには『カレー屋さん』、コンビニの『ヤマザキYショップ』も入るなど、磐石の布陣です。