
寿司店でも手軽に食べることができ、一般家庭でも浸透している手巻き寿司。だいたいはラッパのような形の「末広型」の手巻き寿司を思い浮かべる方が多いと思いますが、これを世界で最初に考案したのが『築地玉寿司』です。
創業大正13年、今年で99年目を迎える『築地玉寿司』は、築地エリアでの最古参の寿司店で、関連店舗を含めると30店舗を展開する一方、いつも庶民の味方であり、業界の革命とも言うべき試みを実施してきた、江戸前寿司の先駆的なお店です。

これらを見れば『築地玉寿司』が「末広手巻き」を考案し、日本に広まったことも納得できそうですが、果たしてその経緯と変遷はどういったものだったのでしょうか? 今回は『築地玉寿司 本店』を訪ね、実際に「末広手巻き」をいただきながら店長の伊藤晃寛さんに話を聞きました!