パティスリーや和菓子屋で、はたまたデパ地下や駅ナカで、日々、新しいスイーツや和菓子がお目見えし、多くの人々の心を幸せにしています。おいしくて愛すべき甘いモノにまつわる情報、そして作り手の熱い思いをお届けします。

1804年創業、瓦煎餅で知られる銀座の老舗和菓子店
すずらん通りに本店を構える「銀座 松崎煎餅」は、7代続く老舗和菓子店。様々な形や味わいの煎餅が売られていますが、一番有名なのはなんといっても瓦煎餅です。
小麦粉、卵、砂糖で作られる生地を鋳型で焼いた瓦煎餅は、三味線の胴に似ていることから「三味胴」と名付けられ、色彩豊かな花鳥風月の絵柄でも知られています。自由なデザインをオーダーでき、記念日の贈り物などに使われることも多々。
昨年、4丁目の並木通りから移転した本店は、焼きの工程や絵付け作業を映像で見られる瓦煎餅専用フロアがあり、博物館のような雰囲気の中で買い物が楽しめます。松屋銀座、日本橋高島屋、渋谷東横のれん街などのデパ地下はもちろん、JR品川駅新幹線構内、羽田空港などにもショップがある、お江戸・東京を代表する銘菓です。
