メニューは「広島式汁なし担担麺」のみ
担担麺といえば、中国・四川省が本場ですが、ここの担担麺は“広島式”です。『キング軒』は広島に本店や支店があり、こちらは東京店。噂には聞いていたものの、広島のご当地グルメ「汁なし担担麺」を食べたのはこのときが初めてでした。

では、『キング軒』の「広島式汁なし担担麺」がどんなタイプかというと、イメージとしては、本場・四川の汁なし担担麺に一番近いと思います。
日本の担担麺(汁ありも汁なしも)は、山椒やラー油だけでなく、挽肉や芝麻醤(練りゴマ)やピーナッツのまろやかな味がけっこう主張してくるタイプが多いのですが、『キング軒』のは、最初に花椒(四川の山椒)の痺れ感、辣油の辛さが主張してきます。その後、タレの酸味、甘味、塩気、苦味などが追いかけてきて、バランスが良く、非常にシャープな味です。

ちなみに辛さは1~4まであって、1辛は辛い人が苦手な人用ですが、ここに来るお客さんは大概、激辛好きなので、3辛以上の方が多く(ちなみに私は3辛)、4辛はしか食べないという人も多いとか。4辛は、相当辛くてシビれまくります。