自宅でも簡単に塩たたきが食べられる!おすすめの塩も紹介

実は自宅でもおいしい塩たたきを食べることができます。必要なのは、冷凍の鰹のたたき。スーパーなどで売られている冷蔵の鰹はどうしてもわずかに生臭みが感じられるので、筆者は冷凍品を愛用中。自宅には常に冷凍庫に3本ストックしています。
そして、「塩たたき」なので、塩選びは妥協してはいけない重要ポイントです。私が使っているのは奄美の「加計算呂麻(かけろま)の塩」。大粒でミネラル豊富、甘味のある結晶のような塩です。

もちろんこれ以外にも塩たたきに適した塩はあるので、探してみるのも楽しいかもしれません。

青森産のにんにくをスライスしたら完成。こんなごちそうを簡単に用意できてしまうのが最高。昼、夜はもちろん、朝食に一人でカツオ一本を食べてしまうこともしばしば。

画像は自宅で用意した鰹の塩たたき。撮影用にみょうがやかいわれを添えていますが、普段はやってません(笑)。これで250g。家で食べるとお腹いっぱい食べられるのが最高。家族で食べるのは私だけなので独り占めです。

冷凍の鰹なのですが、あれだけ現地で本格的なものを食べてきているのに、おいしいと感じます。この生活を5年くらい続けていますが、まったく飽きません。冷凍庫にストックがなくなると不安が襲ってくるほど。
東京の土佐料理のお店で食べてみよう

最後は、東京で塩たたきが堪能できるお店をご紹介します。それが都内を中心に展開する『わらやき屋』。本格的な土佐料理が楽しめます。店名が“わらやき”なんて、期待するしかない! というお店です。

オーダーを済ませてしばらくすると、厨房から熱気が。藁で鰹を豪快に炙っているのです。常にこの光景を見ながら飲食できるってよくないですか? 旅情もかき立てられ、この時点でリピ確定です。

このお店、お通しの野菜の盛り合わせに、小さい瓶詰めがついてきます。かつおマヨネーズ、南蛮味噌、かつおラー油、かつお生姜の4種類から選びます。今回は4人で訪問したので、全種類を堪能できました。

「お通しもシャレてるなあ。このディップだけでつまみになるんだけど!」なんて話しているうちに、お待ちかねの主役がやってきました。「鰹のわら焼き塩たたき皿鉢盛り」3278円。
ひー、分厚い! ひと通り、薬味がついているし、ポン酢もあるのでポン酢派もウエルカム。皿鉢(さわち)で来るのもアガります。

きらきらと輝く宝石のような鰹。自宅で食べるときも分厚く切ってるつもりだったんだけど……これからはこれくらいいっちゃってもいいのかと勉強になりました。

やっぱり藁で炙りたての生温かさは格別。『やいろ亭』もおいしかったけど、東京でもひけをとらない塩たたきが食べられることがわかって感激した次第です。
まとめ
高知、自宅、そして東京で食べ倒してきた鰹の塩たたき。どこで食べても最高に美味しい! みなさんもぜひ塩たたきの旨さを堪能してください。
(撮影・文◎ほそいあや)