地元民に愛されるミシュラン掲載の大阪洋食『洋食屋 ふじ家』の「スペシャル定食」

オフィスビルが立ち並ぶビジネス街、大阪・堺筋界隈で長く愛され続ける『洋食屋 ふじ家』の創業は1935年。20年ほど前の先代の引退を機に『Fujiya1935』として生まれ変わった後、常連客からの熱い要望により復活し、ミシュランビブグルマンにも選ばれた街の食堂です。

同店でぜひ味わいたいのが、名物メニューが詰まった「スペシャル定食」。エビフライにクリームコロッケ、ハンバーグを盛り合わせた夢のようなプレートには、サラダと白ご飯、味噌汁、食後にアイスクリームが付きます。有頭エビフライの頭の部分には身がぎっしりで、殻に付いている濃厚なミソを旨味たっぷりの身に付けながら食べるのがおすすめです。

クリームコロッケはカレー風味でエビとホタテ、マッシュルームが入り、カレーの香りと絶妙なバランスを醸し出しています。スパイスの香りにミルクのまったり感、魚介の風味もたっぷりで、さすが老舗の味。2週間かけて作られるハンバーグのデミグラスソースといい、ひとつひとつの丁寧な仕事が作り出す味が、地元の人に愛される理由かも。ちょっとスペシャルな価格のランチ、一度食べれば納得するはずです。
●SHOP INFO
店名:洋食屋 ふじ家
住:大阪府大阪市中央区鎗屋町2丁目2-1
TEL:06-6941-7283
営:11:30〜14:00、17:30〜21:30
休:日曜・祝日
一度は食べておきたい『グリルマルヨシ』の「特製ロールキャベツ」

創業から80年以上、親子4代にわたって常連さんを魅了し続けている大阪・天王寺の欧風料理店『グリルマルヨシ』。ミシュランビブグルマン2016、2017年と2年連続選ばれた有名店です。そんな同店の不動の人気メニューといえば「特製ロールキャベツ」。大阪に訪れたらぜひ味わいたい極上のひと皿です。

ライスとお味噌汁がセットになったロールキャベツは、ソフトボールほどの大きさ。上にはカレーソースとデミグラスソースが半分ずつかかり、2色の美しいグラデーションが食欲をそそります。こちらは、神戸オリエンタルホテルで修行したシェフがフランスの郷土料理「シューファルシ(キャベツの肉詰め料理)」をヒントに作ったのがはじまりなのだそう。

何層にも重なるキャベツの中に詰まったジューシーな肉ダネは、国産牛と国産豚の合いびきミンチ。ブイヨンで4時間煮込んだとろとろの柔らかさで、一口頬張るとブイヨンと肉汁が口いっぱいに広がります。野菜の旨味が溶け出したカレーソースと一週間かけて作られるデミグラスソースはそれぞれ味わったり、混ぜて味わったり。残ったソースはライスにかけてもおいしくいただけます。
●SHOP INFO
店名:グリルマルヨシ
住:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目6-1ヴィアあべのウォーク130
営:月~金曜11:00~15:00(L.O.14:30)、17:00~22:00(L.O.21:30)
土・日・祝 日11:00~15:30(L.O.15:00)、16:30~22:00(L.O.21:30)
休:火曜(但し、祝日・お彼岸・お盆期間は営業)