大阪の洋食を支えてきた名店『明治軒』の名物「オムライス」の串カツセット

大阪ミナミの繁華街、心斎橋にある創業昭和元年の『明治軒』は、洋食黎明期に誕生し、大阪の洋食を支え続けてきた名店。定番のハンバーグやカレー、グラタンなどの洋食メニューがずらりと並ぶ中、こちらの名物は「オムライス」です。

こちらのオムライスは、オプションで「コロッケ」や「エビフライ」などが付けらます。どれも魅力ですが、洋食のセットには珍しい大阪名物「串カツ」のセットが人気ナンバー1! 「串カツ」は3本または5本をセットにできます。

オムライスはほんのりとした酸味にコクがあり、濃厚で爽やかなおいしさです。ケチャップライス部分に具材が見当たらないのは、牛ミンチや玉ねぎなどの具材をすべてペースト状にして調理しているから。そして、薄く叩いた牛もも肉に衣をつけて揚げた串カツは、特製ソースをまとった優しい味わい。それぞれこだわりの作り方で、オリジナリティがありながら、懐かしさを感じるひと皿です。
じゅわっと溢れ出る肉汁!『欧風料理 重亭』の「ハンバーグステーキ」

グリコの看板でおなじみの大阪・なんばエリアで、連日大行列ができている昭和21年創業の老舗『欧風料理 重亭(じゅうてい)』。近くにはなんばグランド花月があり、吉本の芸人さんからも絶大な支持を集めています。待ち時間の長さは覚悟の上ですが、並んでいる間に注文を取ってもらえるので、席に着いてからはあまり待たずに料理がいただけます。

こちらの名物は「ハンバーグステーキ」。お皿にはメインのハンバーグに千切りキャベツとスパゲティが添えられたスタイル。ハンバーグは牛の赤身とブロックの豚肉、和牛脂と食パンを加えた自家製ミンチを、注文を受けてからひとつずつ成型指定焼きあげています。

パンパンに膨らんだぶ厚いハンバーグにナイフを入れると、驚くほどの肉汁がとめどなく溢れ出てきます。表面は焼き固められてカリッと、中はふわっふわで、塩気やスパイスは控えめ。肉の旨味がしっかりと感じられる味です。たっぷりとかかったデミグラスソースは、創業当時から継ぎ足しの秘伝のソース。照り焼き風に仕上げていて、ハンバーグともご飯とも相性抜群です。ちなみにメニューはすべて単品なので、ライスやスープは別に頼むことをお忘れなく。
●SHOP INFO
店名:欧風料理 重亭
TEL:06-6641-5719
住:大阪府大阪市中央区難波3-1-30
営:11:30~15:00(L.O.14:30)、16:30~20:00(L.O.19:30)
休:水曜日・不定休
洋食の王者が集まった大人のお子様ランチ『ぶどう亭』の「Aセット」

大阪・キタの繁華街梅田の『ぶどう亭』は、連日ランチタイムに長蛇の列ができる有名店。このお店のおすすめは、ハンバーグ、エビフライ、ポテトコロッケという洋食を語るうえで外せないメニューを盛り合わせた「Aセット」です。

まるで大人のお子様ランチのような、テンションが上がるビジュアル。追加料金でハンバーグの増量や、ポテトコロッケをカニクリームコロッケに変更など、好みのひと皿にアレンジできます。
![お店の看板メニュー、ハンバーグも味わえます [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/06/20240616-oosakayousyoku10.jpg)
梅田界隈で人気を博している同店のハンバーグは、お箸を入れると肉汁が飛び出し、肉肉しさがありながら食感はふわふわ。酸味と苦みのバランスが良いさらりとしたデミグラスソースはご飯が進みます。
外がザクサク、中はプリプリのエビフライはタルタルソースがぴったり。シンプルなポテトコロッケはタルタル、デミグラスの2つのソースをつけながらちょっとした背徳感。味もボリュームも大満足で人気なのも納得の名店です。
●SHOP INFO
店名:ぶどう亭
住:大阪市北区梅田 1-1-3大阪駅前第3ビルB2F
営:11:00~22:00(L.O.21:00)、日祝日は21:00(L.O.20:00)
休:年末年始