しらす丼にたこせんべいも。江の島で絶品グルメを楽しむための半日散策モデルコース

AM11:15|江島神社で弁天様詣で

今ある鳥居は昭和11年(1936年)に山田流筝曲の家元・林敏子氏が再建・寄進したもの
今ある鳥居は昭和11年(1936年)に山田流筝曲の家元・林敏子氏が再建・寄進したもの

 さて、「江の島弁財天仲見世通り」を歩き終えると、その先に真っ赤な鳥居が見えてきます。これが参道入口にあった“青銅の鳥居”に続く、江島神社の第二の入口といったところでしょうか。

右手前に見えるのが瑞心門(ずいしんもん)。石段を登ると辺津宮に到着できる
右手前に見えるのが瑞心門(ずいしんもん)。石段を登ると辺津宮に到着できる

 石段を登り、「辺津宮(へつみや)」を目指します。意外と勾配のある石段をひいふう言いつつ登ること5分ほどで到着。辺津宮では建永元年(1206年)に時の将軍・源実朝が創建した社殿に参拝することができます。

辺津宮に参拝して旅を続けましょう
辺津宮に参拝して旅を続けましょう

 辺津宮の左側にある「奉安殿」には、日本三大弁天のひとつ「妙音弁財天」が安置されています。江戸時代にはこの弁財天を詣でるために、多くの人が江の島を訪れたそう。

AM11:45|江の島エスカーで江の島シーキャンドルへ

エスカーを乗り継げば江の島の頂上まで一気に登れる。高低差46mを4分ほどで上れる。4連で結ぶエスカレーターは全長106m
エスカーを乗り継げば江の島の頂上まで一気に登れる。高低差46mを4分ほどで上れる。4連で結ぶエスカレーターは全長106m

 そんな辺津宮を出て再び石段を登っていくと、江島神社の「中津宮」。さらに登ると「江の島サムエル・コッキング苑」と、その中にある展望灯台「江の島シーキャンドル」に到着できるのですが……。

 正直、けっこうハードな道のりです。体力がない人や高齢者・子供連れの人、汗をかきたくない人は、思い切って「江の島エスカー」(日本初の屋外エレベーター)を利用しましょう。辺津宮の左手に乗り場があり、一気に江の島の頂上までワープできます。

奥にそびえ立っているのが「江の島シーキャンドル」
奥にそびえ立っているのが「江の島シーキャンドル」

 そんなこんなで到着した「江の島サムエル・コッキング苑」。ここは江の島の頂上にある和洋折衷の庭園跡。明治15年(1882)に、英国人貿易商のサムエル・コッキング氏が造成した、当時東洋一の規模を誇った温室庭園だったそうです。17時までは無料で入場可能です。

「江の島シーキャンドル」から望む江の島と湘南の風景。入場料は500円
「江の島シーキャンドル」から望む江の島と湘南の風景。入場料は500円

 この敷地の奥には、高さは59.8mの展望灯台「江の島シーキャンドル」がそびえ立っています。江の島サムエル・コッキング苑に入る理由の半分以上は、ここに登るためと言っても過言ではありません。最上階は、江の島が一望できる絶景スポット。天気の良い日には富士山も望めます。