●世界的に知られるフレンチの巨匠・三國清三シェフが「堅あげポテト」を監修。巨匠の味がどう生かされているのか、「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」を食べて探ってみた
1993年11月に登場し、2023年で発売30周年を迎えたカルビーの「堅あげポテト」。19世紀半ばに米国で生まれた「釜あげ製法」を受け継ぎ開発したポテトチップスで、厚めにスライスしたジャガイモをじっくり丁寧にフライすることで堅い食感を生み、噛むほどにジャガイモの味わいが楽しめる一品で人気を博しています。
そんなカルビーで2021年10月、「日本を愉しむ」プロジェクトが発足。プロジェクトのフードアドバイザーとして、三國清三シェフが就任しています。三国シェフといえば、フランス共和国よりレジオン・ドヌール勲章シュバリエを叙勲、フランソワ・ラブレー大学から名誉博士号を授与された世界的知名度を誇る有名シェフです。
三国シェフがアドバイザーを務める、カルビーの期間限定スナック第6弾
そんな三國シェフとカルビーのコラボレーションは、今回の「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」(1袋60グラム、想定価格185円・税込)で第6弾。全国のコンビニエンスストアで2024年3月18日(月) から、それ以外の販売店では2024年3月25日(月) から数量限定で「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」が発売されています。
ちなみに「日本を愉しむ」プロジェクトの第1弾は「ア・ラ・ポテト 羅臼昆布しょうゆ味」、第2弾は「堅あげポテト 七味味」、第3弾は「夏ポテト 天草のレモン味」、第4弾は「かっぱえびせん 淡路島たまねぎのかき揚げ味」、第5弾は「堅あげポテト ほたて醤油味」(いずれも販売終了)と、どれも好評を博した様子です。
国産ジャガイモと東京江戸味噌を使い、かつおだしと胡椒を隠し味に使用
プロジェクト集大成となる今回は「堅あげポテト」×「江戸」がテーマになっています。パッケージは、東京江戸味噌監修と“幻の”という商品名が目立つように配置され、小紋柄と縦縞を背景にすることで、江戸情緒と華やかさを漂わせています。
「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」は、三國シェフと、日出味噌醸造元がダブル監修。日出味噌醸造元は創業100年を超える老舗の味噌蔵です。戦後に姿を消してから70余年、“幻の江戸味噌”の復刻を手がけた「東京江戸味噌」でも知られています。
「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」は、三國シェフと日出味噌醸造元の担当者が試食を繰り返し、5カ月かけて改良を重ねたそう。雑味が少なく、甘みと豆の旨み、カドのまるい塩味が特徴の東京江戸味噌の味わいを生かして製造されています。
ポテトチップスの原料には、国産のジャガイモを使用。また、隠し味には江戸で日常的に使用されていたかつおだしと、味噌に合わせたといわれる胡椒を使用しています。
まず、袋を開けて漂う、食欲をそそる香ばしい匂いにうっとり。ポテトチップスは、一口で食べやすいサイズ感です。口に含むと、ガリガリとした「堅あげポテト」ならではの食感と共に、八丁味噌のような香ばしくコク深い江戸味噌の味わいが広がります。
噛みごたえのある「堅あげポテト」だからなのか、江戸味噌の旨みが咀嚼しても消えず長く味わいが続くことにも感動。食べていくうちに、後からかつおだしの旨みが感じられ、鼻から抜ける江戸味噌のふくよかな香りも楽しめました。
三國シェフといえば、八丁味噌をはじめとした日本の調味料をフランス料理に取り入れた先駆者でもあり、その結果世界的に評価を高めたシェフでもあります。さすが三國シェフ、ポテトチップスでもその手腕が遺憾なく発揮されていました。
まとめ
人気のポテトチップスが、世界的シェフと味噌蔵によって、日本らしくアップデートされた「堅あげポテト 幻の江戸味噌味」。お手頃価格で、ちょっぴり贅沢な味わいが楽しめる嬉しいコラボスナックでした。期間限定商品なので、お見逃しなく。
(取材・文◎中森りほ)