本格的だけどワンハンドで食べられるファストフード寿司

到着したのが、こちら。確かにパッと見はお寿司というよりおむすび。小ぶりのおむすびといったサイズで、お寿司だと2貫分かそれより少し大きい感じでしょうか?
ちなみにお醤油を付けずにそのまま食べられるそうです。まずはまぐろの中とろから。こちらのお値段は単品だと290円、天然まぐろの中とろが300円もせずに食べられることにまずビックリ。

食べてみると確かにお米は酢飯のしゃりで、おむすびの形はしているけど中身はお寿司。中とろはヅケになっているので醤油は不要。お寿司がおむすびと比べて手軽に食べられない理由には醤油が必須ということもあるので、醤油不要なのは嬉しいポイントです。
しゃりはホロリとほどけるくらいにふんわりとエアリーに握られ、海苔はしっとりとしていて存在感のある風味。
酢飯のしゃりをおむすびサイズに握って海苔で巻くというアイデア。ほかで見かけないのが不思議なくらい定番の組み合わせとなっています。

次に味わったのが、サーモンといくらのむすび寿司。プチプチとしたイクラとねっとりとしたサーモンがお寿司でも人気の組み合わせで、こちらも醤油なしで食べられます。
ちなみにむすび寿司は、お寿司のようにネタが上に乗っているので、「ネタは上だけ?」と少し心配でしたが、中にも入っていたので具材たっぷりで食べ応えもバッチリです。
もう一つは海老を胡麻味にした“赤海老の胡麻だれ”を味わいました。どれも人気のネタの組み合わせで、アサリの味噌汁もついてくるので満足度がとても高かったです。
駅ナカのお寿司屋の手軽さとクオリティが両立している

このアサリもプリっとした本格食感で、ランチのセットのお味噌汁とはちょっと考えられないくらいのレベルとなっていました。

また最初にメニューを見ていて気になった穴子巻きを単品で注文。トロットロに柔らかな煮穴子はとってもジューシー。肉厚で大ぶりな穴子を贅沢に使ったお寿司で正直駅ナカで食べられるのが信じられないボリュームとクオリティでした。
お店には14時ころにお邪魔しましたが、お客さんはひっきりなしに来店してサッと食べて去っていくという感じ。人気はあるのに混雑なしで、使い勝手としても申し分なし。
調査結果
![[食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/10/20231021-musubisushi09.jpg)
南海電車の始発終点駅であり乗り換えの多いなんば駅内のお店なので、大阪市内のオフィス勤務のランチのお弁当などや、関空利用のインバウンドの旅行客までワンハンドで食べられるお寿司は幅広く需要がありそう。個人的にもファストフード感覚として、街中に店舗数を増やして欲しいと思えるお店でした。
(撮影・文◎けいたろう)
●SHOP INFO
むすび寿司 南海なんば駅店
住:大阪府大阪市中央区難波5-1-60 南海なんば駅 3F北改札内
TEL:050-5872-5662
営:平日7:00~21:00、[土日祝8:00~21:00 ※イートイン営業は10:30~
休:なし
●著者プロフィール
けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。