ホルモン好きにぜひ訪れてもらいたい! 予約の取りづらい人気店『神泉ホルモン三百屋』に行ってみた

ホルモン好きにぜひ訪れてもらいたい! 予約の取りづらい人気店『神泉ホルモン三百屋』に行ってみた
食楽web

 冷たいビールと一緒にガッツリとホルモンを食べて、夏バテなんかふき飛ばしたい! そんな時にぜひ訪れたいのは、渋谷のおとなり京王井の頭線神泉駅から徒歩4分にある、新鮮なホルモンのいろいろな部位が食べられると人気の『神泉ホルモン三百屋』へ。2006年にオープン、鮮度の良さと種類の多さが話題となり、たちまち話題になった、今ではなかなか予約が取れない人気店です。

「ホルモンは鮮度が命!」と毎日東京芝浦の食肉市場に足を運び、牛と豚の25種類以上のホルモンを取り揃えています。シマチョウ、テッチャンと呼ばれる「ホルモン」をはじめ、牛の尾の「テール」、豚の喉仏の「ドーナツ」の赤身系のホルモンなど、ここでしか食べられないホルモンがずらりと味わえます。

炭火で味わう新鮮ホルモン

 美味しいホルモンには炭火は必須と、店の入口横には炭火小屋があります。炭火の特徴である、強火で遠火の遠赤外線効果を使い、食材を一気に熱します。これにより、旨みを逃がさず、しっかりと焼き上げた、ジューシーなホルモンが味わえるのです。

いろいろな部位が楽しめる盛り合わせがオススメ

「盛り合わせ7品」2,700円
「盛り合わせ7品」2,700円

『神泉ホルモン三百屋』では、写真入りの肉の解説がついたメニューもあるので、初めてでも頼みやすいです。それでも25品以上も種類があって、どれにすれば良いか迷ったらまずは「盛り合わせ」をオーダーするのがオススメです。

 盛り合わせは4品と7品があり、一度にいろいろな部位が楽しめます。盛り合わせはその日の仕入れによって変わり、この日はセンマイ、ドーナツ、ハツモトなど珍しいメニューも入った7品。皿に盛られたホルモンはこの通り色鮮やかでとても綺麗なお肉。これまで知っているホルモンとは見た目が全然違う、これが鮮度の高さなのだと食べる前からわかります。

珍しいコラーゲンたっぷりの牛の尾を焼肉で

「タンスジ」750円
「タンスジ」750円

 珍しいメニューも揃うこちらのお店で、絶対に押さえてもらいたいおすすめメニューをご紹介します。まずは食感が面白い「タンスジ」。タンの裏側の筋の部分で、適度にサシが入り、タン特有の弾力も楽しめる柔らかな肉。少し赤さが残るくらいでたっぷりネギと絡めていただくと、それはもう美味の一言です。

ほとんどのお客さんがオーダーする温かい「酢モツ」

「酢モツ」630円
「酢モツ」630円

 ホルモン店では定番メニューの酢モツは冷たいものが多いのですが、こちらのお店では、脂身が多いコプチャンなどのホルモンを使って温かく提供しています。これはホルモンの脂が固まらないようにするため。ピリ辛で酢が効いた温かい「酢モツ」は、焼肉の箸休めに、ビールのおつまみにと相性抜群です。

「神泉ホルモン三百屋」名物キャベツとネギのお通し

『神泉ホルモン三百屋』で忘れてはいけないのは、この山盛りのキャベツとゴマ油と和えたネギ。注文するとまずはテーブルに運ばれてきます。キャベツの盛りの良さに驚かされます。特製のドレッシングで食べるキャベツはホルモンの合間に食べるとサッパリして、いくらでも入ります。ゴマ油の風味が美味しいネギをたっぷりのせてホルモンをいただきます。

 基本は自分で焼くスタイルですが、スタッフの皆さんは目が行き届き、焼き具合など常にチェックして声をかけてくれます。付け合わせのネギの補充も気がつくとスッと入れてくれて、キビキビとしたその姿は好印象。1階は席数22席のホルモン店ですが、2階は『三百屋お弐階』として営業、1階の人気メニューを少しづつ食べられるコース料理の店になっています。

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 なかなか予約が取れない人気店ですが、深夜まで営業しているので、時間をずらせば空いている時間もあるかも。空いていたらラッキーな人気店です。

●SHOP INFO

神泉ホルモン 三百屋 外観

店名:神泉ホルモン 三百屋

住:東京都渋谷区神泉町12-4
TEL:03-3477-1129
営:18:00~翌3:00(LO 2:00)、土日17:00~翌3:00(LO 2:00)、祝17:00~24:00(LO 23:00)
休:不定休
http://www.sanbyakuya.com

●著者プロフィール

矢巻美穂

国内、海外の旅行雑誌を中心に活動するカメラマン。趣味は温泉めぐりと食べ歩き。座右の銘は「美味しいものは産地で食べるに限る」。旬の美味しいものをその産地で食べることに興味津々。著書に「トレッキングとポップな街歩き ネパールへ」「とっておき! 南台湾旅事情故事」がある。