賞味期限20分！ 『船橋屋』の新業態カフェ『BE：SIDE』の「みずくずもち」が人気の理由

●｢日本一パンケーキを食べる男｣として知られるミスター黒猫が、年間1000店以上カフェや喫茶店を訪問した中から、一人でも楽しめる“癒し系カフェ”と必食グルメをご紹介！ ～ミスター黒猫の孤独のカフェめぐり～

　喫茶店・カフェ・スイーツのお店を、年間約1000軒めぐっているミスター黒猫です。ひとり気ままなカフェめぐりで発見した、おひとり様でも気兼ねなく楽しめるお店をピックアップ。その魅力をお伝えしていきたいと思います。

創業1805年 元祖くず餅の船橋屋の新業態

　今回紹介するカフェは、表参道駅から徒歩8分ほどにある『BE：SIDE（ビーサイド）』。江戸時代の文化2年（1805年）創業、218年の歴史ある老舗『船橋屋』が、2021年3月にオープンした新業態のカフェです。

身体の中から健康になれる最新くず餅とは？

　黒猫のおすすめポイントは2つ。一つ目は、こちらの店舗にしかない新しい「くず餅」を味わえること、そして二つ目は『船橋屋』のくず餅を食べるとなぜか調子が良くなるということです。

　では、なぜ調子が良くなるのか。その秘密は、「くず餅」由来の乳酸菌にあります。以前より「『船橋屋』のくず餅を食べるとなぜか調子が良い」との声が多く寄せられており、専門家が調べてみたところ「くず餅」由来の乳酸菌「くず餅乳酸菌®」が発見されたそうです。

「くず餅乳酸菌®」とは、創業から210年以上もの間、発酵樽で熟成を繰り返してきた植物性乳酸菌で、近年注目を浴びている善玉菌ラクトバチルス乳酸菌。身体のコンディションを整え、健康や美容の維持に適していると言われている乳酸菌です。美味しくて身体に良いとは最高すぎますね！

賞味期限わずか20分の「みずくずもち」

　同店でマストで食べてほしいのが、『BE：SIDE』限定の「みずくずもち」です。ドリンクは、屋久島無農薬二番茶（温/冷）、お抹茶、くず餅専用珈琲（温）、オーガニック珈琲（温/冷）から選べます。

　黒猫は、セットにはならないですが、「飲むくず餅乳酸菌」をチョイス。水と米と乳酸菌のみが原料の飲むくず餅で、グルテンフリーで砂糖、乳成分不使用の身体に優しいドリンクです。

　冷んやりして、まんまるでぷるんぷるんの「みずくずもち」。素材などは「元祖くず餅」と同じですが、「くず餅」が最後に蒸し上げるのに対して「みずくずもち」は、練り上げたうえで冷やし固めています。時間が経つと水分が溶け出してしまうので、賞味期限は20分！　なんと儚い「みずくずもち」です。

　黒蜜ときな粉が、たっぷりとかかていて、スプーンで持ち上げると、ぷるんぷるんです。スプーンから滑り落ちそうになりながらパクリと味わいます。ぷるぷるなのに、もちっとした食感もあり喉越しも気持ち良いです。ぜひ、この新食感は味わってほしい美味しさです。

もちろん元祖くず餅も味わえる！

　そして、『船橋屋』定番の「くず餅」ももちろん販売しています。セットドリンクは、アイスオーガニック珈琲をチョイス。創業時から変わらない看板メニューで、200年以上前から、基本は変わらない製法で作られています。その製造行程期間は、なんと乳酸菌発酵も合わせて450日！

　もちもち食感で、ほのかに乳酸菌の優しい酸味を感じる「くず餅」。そこに、沖縄の黒糖ベースの黒蜜と粗めに挽いたきな粉の自然な甘さが合わさり大満足の美味しさです。やはり長く愛されているものは、間違いないですね。

　伝統的な味を守りつつも新たな分野へのチャレンジを恐れない『船橋屋』の新業態カフェ『BE：SIDE』。身体の中から健康になれる老舗の味をぜひ一度体験しに訪れてみてはいかがでしょうか。