【実食レポ】大阪たこ焼きの名店『やまちゃん』の名物はソースなしの“素たこ焼き”ってホント?

「ベスト」とは何もかけずに食べる素たこ焼き?

720円
720円

 やまちゃんのたこ焼きは、「ベスト(無地)」「ヤング(ソースとマヨネーズ)」「ヤングB(しょうゆとマヨネーズ)」「レギュラー(ソースと青のり)」「辛口(しょうゆと青のり)」「ごま油塩(ねぎ付き)」の6種類。

 たこ焼きといえばソースとマヨネーズ、削り節、青のりがかかっているのが定番ですが、ここでのイチオシはそのまま食べる「ベスト」です。いったいどんな味がするのでしょうか。

 爪楊枝で割ってみると、中からはとろっとろの生地が出てきました。具材はたことネギだけといたってシンプルです。シンプルだからこそ出汁の旨味が活きるのかもしれませんね。味はというと、とにかく旨味が濃い! これはソースなしの「ベスト」が人気なのも頷けます。

 2個目以降は火傷に注意しながら1個まるごと頬張ります。持ち上げると破れそうなほど外側の生地が薄い。パリッとした表面に歯を入れると、とろりとした生地がブワッと溢れ出して、出汁の旨味が口の中で一気に広がります。中の生地は一瞬で消えていき、口に残ったのはパリパリの部分とぷりぷりのたこだけ。

[食楽web]
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 これまでふわとろ系のたこ焼きしか食べたことがなかったので、この食感は面白い! 美味しいのはもちろんですが、不思議な食感を楽しみたくて食べる手が止まらなくなります。超薄皮のパリサク感と液体のようなとろとろ生地の虜になってしまいました。

 持ち帰ると外側のカリッと感がなくなってしまうので、その場でアツアツのうちに食べるのがおすすめです。

調査結果

 大阪人が絶賛する『あべのたこやきやまちゃん』のたこ焼きは、生地へのこだわりがとんでもなく、旨味が小さな1粒にギュッと詰まっています。8個720円と決して安くはありませんが、その価値あり! 大阪を訪れた際は、ぜひ食べてみてくださいね。

(撮影・文◎安達 春香)

●SHOP INFO

あべのたこやき やまちゃん 本店

住:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-2-34
営:平日11:00~23:00 土曜11:00~23:00 日・祝11:00~22:00
休:第3木曜、元旦