ご飯が秒でなくなる！ かつやで食べた「豚カルビ焼肉とチキンカツの合い盛り丼」がウマすぎた

●スタミナMAX！ 夏をパワフルに乗り越える丼が『かつや』から登場。早速食べに行ってきた

　揚げ立てサクサクのカツ系＆から揚げ＆カレーメニューで世の腹ぺこピープルズを片っ端から平伏させる人気チェーン『かつや』では、6月9日より期間限定メニュー「豚カルビ焼肉とチキンカツの合い盛り」を提供しています。

　サクサク・ジューシー・ボリューミーと三拍子揃ったチキンカツの合い盛りパートナーに指名されたのは、ごま油の香ばしい風味と甘辛タレで焼き上げた厚切りの豚カルビ。アクセントとして刻み海苔とキムチ、キャベツの千切りが添えられるという、どう考えてもご飯を進ませることだけに特化した構成となっております。SNSや掲示板では、最上級の評価ともいえる「こういうのでいんだよ！」の声が散見している今回のメニュー。その評判の味を確かめるべく、『かつや』にて実食してきました！

　今年のチキンカツ合い盛りは2月の牛すき焼き、3月の鶏だんごに続く3回目。牛→鶏と来て今回が豚というのは、やはりバランス的なものを考えて…といった頭でっかちな思考のループは、店員さんが丼を運んできたところで雲散霧消。デカい具材、茶色い色味、そしていい匂い！　こんなん持ってこられたら浅い思考もすぐ止まるわ的な、見目麗しい盛りでございます。

　まずは今回の肝ともいえる豚カルビをチェック。1枚のサイズはおおよそ6cm四方で、厚さは3～4mmほど。牛丼の肉のようなペラペラ感はなく、リフトした箸からしっかりとした重みを感じます。早速食べてみると、歯と顎で感じる肉の厚みと噛むほどに広がる肉と脂身の旨み、とろっと甘めの醤油系タレが加わって、実にナイスな美味しさです。火はしっかり通っていますが、肉に焦げ目が付いておらず、豚カルビ焼肉かといわれれば「これはちょっと違うでしょ」と素直に答えちゃう仕上げ。表面にかけられているごまよりも、丼の中央に添えられたキムチの酸味と辛味、刻み海苔の風味が前に出てきます。思った以上に刻み海苔が合うなあ。よし、家で豚肉を焼いたときに試してみよう（笑）。

　チキンカツはスタンダードなソースがけで、鶏モモ肉のジューシーさと旨み、衣のサクサク感、肉の厚みと、いつも通りのパーペキな仕上がり。こちらもキムチと刻み海苔が合いますねえ。豚カルビのタレとも味がぶつからないし、何というか今回の丼はキャベツの千切りを含めて、具材の中に“いらない子”がいませんね。それぞれの味を存分に楽しみつつ、ご飯をカツカツカッツとかっ込んであっさりと完食。こういうのでいいんだよ。ごちそうさま！

まとめ

　そういう仕様なのか、それともたまたまそうだったのか。豚カルビの“焼いた感”が足りなかったのが残念。それでも、味に関しては文句なし。厚切りの豚カルビは肉自体の旨さをしっかり感じることができ、タレの味加減も濃すぎず緩すぎず甘すぎずとちょうどよい塩梅でした。

　そして、今回一番侮れなかったのがチキンカツではなくて、添え物のキムチと刻み海苔。どちらも豚カルビ＆チキンカツの味を邪魔するどころか、風味と美味しさのアクセントとして立派に機能していました。焼肉を合い盛りにする際は、ぜひ再登場をお願いします。

　攻めずに手堅くいったときの『かつや』期間限定メニューは本当にハズさない。これを改めて実感することができた「豚カルビ焼肉とチキンカツの合い盛り丼」でした。なお、ご飯がセパレート＆とん汁（小）がセットの「定食」（979円／税込）と、テイクアウトメニュー（合い盛り丼弁当＆合い盛り弁当）もありますので、こちらもぜひお試しくださいませ！

（撮影・文◎河西まさあき）