まさに肉尽くし！ 『伝説のすた丼屋』に登場した「豪快すたみなにくニク焼肉丼」がウマすぎた

●『すた丼屋』の限定メニューを調査。ホルモン×カルビのタレ焼肉丼「豪快すたみなにくニク焼肉丼」を食べてきた

　看板メニュー「すた丼」を始めとするワイルドな丼メニューが大人気の肉系外食チェーン『伝説のすた丼屋／名物すた丼の店』では、ただ今期間限定の新作丼「豪快すたみなにくニク焼肉丼」を販売中。魅惑のビジュアルに惹かれた一見さんからお店の丼をこよなく愛する常連さんまで、溢れ出すエンドルフィンが止まらない至福の満腹状態へと誘っている模様です。

　合計約160gの牛カルビと大トロホルモンを『すた丼屋』特製の旨辛炭火焼肉ダレで焼き上げ、白飯の上にどどんと盛り付けた一杯。トッピングとして今回が初登場となる「ピリ辛ねぎナムル」が添えられ、生卵とともに味変の要素となっております。これまでの実食で“『すた丼』のホルモン入り丼にハズレなし”を確認しているだけに、今回の丼もまあ間違いはないでしょうと余裕の左団扇。気になるテイスト、しっかりと味わってみたいと思います！

ただ濃いだけじゃなく旨い！「豪快すたみなにくニク焼肉丼」を実食

　カウンターから完成した丼を受け取り、そそくさと自分の席へ。顔にふわっとかかる特製ダレの旨そうな香りの中に尋常じゃない量のニンニクを感じます。メニューが変わっても、その辺は全くブレてません（笑）。

　ファーストタッチはもちろんホルモン。ナチュラルに韻を踏んだ恥ずかしさは脇に置いといて、3cmちょいの塊をひと口。弾力がありながら適度に噛み切れる絶妙な硬さの肉、ぷにゅんとした食感の後に旨甘い味わいを残してすっと消えていく脂身。今回もホルモン、最高の状態に仕上げられています。

　続いては牛カルビ。こちらは4cmほどの大きさで、赤身の中に脂身のラインがくっきりとサンドされています。味は、しっかりとした噛み応えに牛肉の旨みがじゅわ。脂身もしつこくなく、プリっとした食感が実にナイスです。美味しい！

　そしてこのタイミングで、特製ダレの味の加減がいつもと違うことに気付かされました。すた丼の特製ダレは基本的にベースの醤油やブレンドしているニンニクの味がかなり濃い目なんですが、今回の特製ダレは旨みの強さと濃さがネガに感じないラインで抑えられている感じです。合間にお冷や味噌汁を挟んで口の中を小休止させなくても、ノンストップでガシガシと食べ進められるんです。

　そしてもうひとつ、忘れずに触れておきたかったのが「ピリ辛ねぎナムル」。ねぎのシャキシャキの食感とねぎの味、キムチダレのピリ辛が適度な味変とアクセントになって、中盤以降の味わいの中だるみ（飽き）を作らないようにしています。個人的には、通常のキムチよりも水っぽくないところも含めてアリ！　生卵も味にマイルドなワンクッションをかまして、こちらも食べやすさのアップに貢献してくれてます。

『すた丼屋』さん、やればできるじゃないと、ナゾの上から目線を投げかけながら肉をモグモグ、ご飯をカツカツとかっ込んで、あっという間のフィニッシュとなりました。ウマかった。ごちそうさま！

まとめ

　ホルモンは相変わらずのハイクオリティ、牛カルビもしっかりとした肉肉しさを備えていて美味しかったです。そこに今回、明らかに味わいが変わった特製ダレ。味が濃ければいい、ニンニクをたっぷり入れておけばいいといったこれまでのテイストから一転。ピリ辛はほとんど感じなかったものの、強いながらも決して突出しないバランスの取れた味わいのおかげで、美味しいホルモンと牛カルビをより美味しく、タレご飯もいつも以上に美味しくいただくことができました。この味がピンズドで刺さった筆者としては、今回はたまたまとか突然変異とかではなく、次回以降の期間限定丼にも受け継がれることを祈るばかり。いやホント、美味しかったです！

　なお、無料を含めた飯の増量程度は満足できないという人には、肉の量が約300gの「豪快すたみなにくニク焼肉丼W盛り」（1780円／税込）、若しくは唐揚げ3個がプラスされた「唐揚げ合盛り 豪快すたみなにくニク焼肉丼」（1480円／税込）の各派生メニューがオススメ。ぜひお腹を肉とご飯、多幸感でパンパンにしちゃってください！

（撮影・文◎河西まさあき）