バランス力に優れたすき家の「たまかけ定食」

すき家の卵かけご飯は、オーソドックスな朝食スタイルです。ご飯と生卵に小鉢、のり、味噌汁がついてきて、バランスの良さが光ります。さすが牛丼チェーントップを走るお店なだけあって、隙が見あたりませんね!
また、すき家の「たまかけ定食」には“たまかけ醤油”がついてきます。この醤油は、だし醤油にみりんを加えたまさにTKG専用醤油。醤油のエッジがマイルドに感じられるのが特徴です。

さっそく食べてみます。割った卵をご飯にかけた瞬間、格調高い香りがふわりと舞い上がりました。冷たい卵と温かいご飯の化学反応が起こって、「おお、これこれ」と思わず気持ちが昂ります!
卵かけご飯に醤油を垂らして食べてみると、卵の旨みがより強く引き立っているのを体感できました。素材の旨みをうまく活かしていて、毎日食べたくなるようなご飯です。
たまご ★★★☆☆
ご飯との相性 ★★★★☆
ボリューム ★★☆☆☆
価格 ★★★☆☆
総合 ★★★☆☆
ボリューム最強! 松屋の「Wで選べる玉子かけごはん」

メニュー数が豊富で、とにかくボリュームに特徴があるのが、松屋の「Wで選べる玉子かけごはん」です。生卵か半熟卵を選択できることに加えて、牛皿・納豆・とろろ・豆腐のいずれかを選ぶことができます。定食と名前はついていないものの、定食並みの豪華さを味わえるのが特徴ですね。
今回、筆者が選んだのは牛皿+半熟卵。お腹が空いていたので、ボリューミーにしてみました。

ご飯に卵を落とした瞬間、卵の風味がなかなか強く感じられました。卵かけご飯の卵の風味は、ほんのりと漂い、存在を匂わせる程度ですが、松屋の卵は半熟の影響か「俺様が主役だぞ!」と言わんばかりの存在感を放っています。ガキ大将っぽさのある卵かけご飯です。

そして、この力強い卵かけご飯に牛皿を投入すると、さらにパワーアップ! 「ミニ温玉牛丼」に進化を遂げます。
実際の味はというと、牛肉に主役の座を取って代わられるかと思いきや、さにあらず。逆に牛肉がうまく半熟卵を引き立てるサポート役に徹してくれます。卵とご飯は主役のままで、一体感アリアリ。こってりのグルーブが一体になって響き渡るウマさでした。
たまご ★★★☆☆
ご飯との相性 ★★★★☆
ボリューム ★★★★★
価格 ★★★★★
総合 ★★★★☆
朝食メニューに存在しない!? 吉野家の卵かけご飯

牛丼チェーン店の中でも老舗の吉野家。今回、初めてわかったのは、吉野家のモーニングには、意外にもたまごかけご飯がないということ。仕方ないので、卵かけご飯を食べるために、生卵がセットでついている牛皿定食をオーダーします。

卵は非常に柔らかく、あっさり。醤油はテーブルに備えられているノーマルタイプです。卵かけご飯としての味はとても優しいです。ただし、卵かけご飯に肉を投入すると、優しいたまごの味が牛の大群に追いやられ、完全に牛丼化。まぁ、わかってはいたんですけどね…。というわけで、吉野家の牛皿定食メニューでしっかりとたまごかけご飯を味わうには、牛肉を混ぜないのが正解です。
たまご ★★★☆☆
ご飯との相性 ★★☆☆☆
ボリューム ★★★★★
価格 ★★☆☆☆
総合 ★★★☆☆