●毎度、味が謎の焼きそばを発売する「ペヤング」。新発売された「ペヤング イカトパスやきそば」を食べてみた
説明不要の人気カップ焼きそば「ペヤング」でお馴染みの『まるか食品』より、今月も数多のペヤンガーたちを歓喜の坩堝へと巻き込む新フレーバーが登場しました。4月17日に発売がスタートした「ペヤング イカトパスやきそば」は、屋台の定番メニュー”イカ焼き”と”たこ焼き”を同時に味わえるという新感覚のテイストを備えたペヤングやきそば。かやくには定番のキャベツに加え、風味の良いイカ、そして噛むほどに旨みが溢れるタコ入りすり身ボールを使用し、食べ応えのある仕上がりとなっているんだとか。
やきそばとの相性は間違いなさそうですが、果たしてどんな味わいを体感させてくれるのか。実食にてそのテイスト、しっかり確認させてもらいます！
麺はいつものペヤングと同じ、細めの縮れ仕様。白い玉状のやつがタコ入りすり身ボールですが、まずはソースを麺の上へ。おお、とろっと濃い目！ なるほど、かやくに合わせて関西風ソースを使っているようです。かき混ぜる際にもったりとした重みを感じます。
ではさっそく、麺をすすっちゃいます。ずずずず…細めで甘いペヤング麺と、甘めで濃厚な味わいのソースがバッチリ合います！
次は、気になるタコ入りすり身ボールを食べてみます。…これは意外、例えるなら出汁を吸ったお麩とか、つゆで柔くなった大きめの揚げ玉といった感じでしょうか。噛むと海鮮の風味と旨みがじゅんと滲み出てきます。いい意味で上品さのない、チープでジャンクな味わいがナイスです（笑）。
通常のペヤングに比べて全体に水っ気が少な目で、麺をすすった際の食感はモソモソとしていますが、麺の合間にいるキャベツ、小っちゃいけど存在感抜群のイカの粒、タコ入りすり身ボールによる海鮮系の風味と水っ気が、ナチュラルに味と食感にアクセントを加えてくれます。アリかナシかでいえば全然アリの美味しさ。一食分をあっという間に完食しちゃいました。ごちそうさま！
まとめ
甘味があって濃厚な関西風ソースと、海鮮の風味と味をしっかり感じさせてくれるイカとタコ入りすり身ボールが、通常のペヤングよりも一層のジャンク感を演出。水っ気が少な目なところがネガティブな要素にならず、むしろ甘味と旨みが強調されたような仕上がりになっています。おかげで食べ応えはちょっと物足りなさを感じたほどで、麺2玉入りの「超大盛」でも余裕で食べ切れてしまうんじゃないかと思った次第。これがあるからペヤングの期間限定フレーバーはやめられないんですよね！（笑）
イカとタコ（オクトパス）を組み合わせた「イカトパス」というネーミングには敢えて目を瞑るとして、味に関しては全くもって奇を衒っていない盤石の美味しさ。試してみる価値は大いにアリといえます。コンビニやスーパーなどで「ペヤング イカトパスやきそば」を見かけたら、ぜひ実食にトライしてみてください！
（撮影・文◎河西まさあき）
