『丸亀製麺』が全店舗に“麺職人”を配置すると決めたワケ。手づくり・できたてうどんのこだわる理由とは?

『丸亀製麺』が全店舗に“麺職人”を配置すると決めたワケ。手づくり・できたてうどんのこだわる理由とは?
食楽web

●人気うどんチェーン『丸亀製麺』が、すべての店舗に麺職人を配置すると発表! 職人によるうどんづくりにこだわるワケを調査した。

 できたてアツアツのおいしいうどんをリーズナブルに食べられるうどんチェーン『丸亀製麺』。おいしさの秘密は、麺職人が毎日粉から打つうどんにあります。さまざまなチェーン店で、機械を導入した効率的な調理・提供が行われる中、『丸亀製麺』では「人の手」にこだわったうどんづくりが日々行われています。

『丸亀製麺』は2023年中に、厳しい試験を乗り越えた麺職人を全国のすべての店舗に配置すると発表。同社が定める麺職人とは、どのようなものなのでしょうか? そして、麺職人が作るうどんのおいしさとは?

画一的ではない、麺職人が作るおいしい麺づくり

『丸亀製麺』の店舗では、その日の材料の状態を見極め、熟成時間を調整しながら、毎日製麺と調理が行われています。全国830店舗もの規模でこの店内製麺を実現するために、同社では画一的なマニュアルではなく、それぞれの判断を伴う職人技を教育しているのだそう。その技術力向上と教育システムの一環として設けられているのが「麺職人制度」です。

 麺職人の称号を得るためには、試験の合格と資格取得が必須。最初の試験では実技と筆記が行われ、「麺づくりの工程の意味や目的を理解できているか」が問われますが、この試験の合格率はなんと4割程度と非常に難しいそう。厳しい試験を突破した合格者のみが“麺職人”になれるのです。

 丸亀製麺のユニフォームは通常白色ですが、麺職人のみ、襟元が紺色のユニフォームを着用しています。このユニフォームを着ているスタッフが店舗に立っていたら、それは麺職人! 『丸亀製麺』の麺職人は毎日うどんをつくりながらも「おいしいうどんづくり」を学び続けているといいます。

まとめ

 もちもちとした食感と、ほのかに漂う小麦粉の香りが魅力の『丸亀製麺』のうどん。そのおいしさの裏には麺職人と、麺職人を目指すスタッフの努力がありました。『丸亀製麺』の打ちたて、できたてのうどんが食べたくなりますね。