丸亀製麺「シェイクうどん」の新作3種を全部食べてみた! “凍らせレモン”と“明太クリーム”は旨いのか?

丸亀製麺「シェイクうどん」の新作3種を全部食べてみた! “凍らせレモン”と“明太クリーム”は旨いのか?
食楽web

●丸亀製麺『シェイクうどん』の新作3品を調査。清涼感抜群のうどんを食べてみた

 粉から作った打ち立て&茹で立ての讃岐うどんを全店舗で提供している大人気讃岐うどん専門店『丸亀製麺』では、7月18日より「丸亀シェイクうどん」の第2弾「極冷(ごくひえ)凍らせ塩レモンぶっかけうどん」「凍らせレモンのねぎ塩豚しゃぶぶっかけうどん」「明太ポテサラクリームうどん」の販売をスタート。連日の猛暑にゲンナリ気味のうどん大好き民も思わず二度見してしまう美味しいテイストが、早くも大評判&大好評を博しています。

 凍らせレモンを使った2品と明太ポテサラクリームを使った1品は、果たしてどんな仕上がりとなっているのか? 思い起こせば第1弾、全5品を一気食いするも何やかんや(詳細は割愛)あったおかげで3品だけのレポに留まったわけですが、今回は端から3品&世間を騒がすような何かが起こらない可能性が極めて高い(笑)。さっそく最寄りの『丸亀製麺』にて現物を購入、実食にて気になるサマーシェイクのお味を確認してみたいと思います!

「極冷 凍らせ塩レモンぶっかけうどん」

「極冷 凍らせ塩レモンぶっかけうどん」490円(税込)
「極冷 凍らせ塩レモンぶっかけうどん」490円(税込)

 まずは「極冷 凍らせ塩レモンぶっかけうどん」から。シャカシャカする前に、メイン具材のレモンをチェック。全部で5個入ってますが、まあ間違いなく酸っぱいでしょうねと思いつつ果肉の部分をはむっ。あれ、思ったほど酸っぱくないな! キュウっとなるほどキツくない、柑橘系のさっぱりした酸味です。しかも、皮ごとそのまま食べられるぞこれ! 決して無理にではなく、酸味と苦味、心地よい歯応えで美味しくイケちゃいます。

具材は凍らせレモンに刻み青ねぎとシンプル(食楽web)
具材は凍らせレモンに刻み青ねぎとシンプル(食楽web)

 次は、シェイクしてうどんをいただきます。コクの中にレモンの酸味を感じる特製レモンぶっかけだしと刻み青ねぎのねぎ味&シャリシャキっとした食感が、つるつるもっちもちのうどんとしっかり絡んで、シンプルな構成ながらもさっぱりとした味わいが何とも美味。この後に続く実食に響かないよう半分ほど残すつもりだったのが、ペロッと完食。なるほど、これは確かに夏向きだ!

「凍らせレモンのねぎ塩豚しゃぶぶっかけうどん」

「凍らせレモンのねぎ塩豚しゃぶぶっかけうどん」590円(税込)
「凍らせレモンのねぎ塩豚しゃぶぶっかけうどん」590円(税込)

 2品目は味が紛れないように、凍らせレモンが入った「凍らせレモンのねぎ塩豚しゃぶぶっかけうどん」をチョイス。こちらもシェイクする前に具材だけを食べてみます。凍らせレモンは「極冷」よりも少なめの3個。豚しゃぶは味が付いていないプレーン状態です。薄切りで柔らかく、脂っぽさはありません。ねぎ塩だれは…とろみと旨みを感じる塩だれに、青ねぎの苦味がかったクセのある味わいになっています。

具材は凍らせレモンと豚しゃぶ、とろっとしたねぎ塩だれが乗っています
具材は凍らせレモンと豚しゃぶ、とろっとしたねぎ塩だれが乗っています

 これが特製レモンぶっかけだしと合わさることで、どんなテイストになるのやら。がしゃがしゃがしゃと念入りにカップを振り、うどんを底からしっかりと返して一口。豚しゃぶの肉肉しさとねぎ塩だれのちょうどよい旨み、ぶっかけだしの醤油系の味わいとレモンのほどよい酸味が、どれも突出せず、調和しています。旨みの強いがっつり系な味わいになるところを、凍らせレモンの酸味がさっぱりテイストに引き留めている感じです。こちらもさらっと完食。美味かった~。

「明太ポテサラクリームうどん」

「明太ポテサラクリームうどん」540円(税込)
「明太ポテサラクリームうどん」540円(税込)

 最後は「明太ポテサラクリームうどん」。今回の3品で唯一凍らせレモンが入っていない一杯は、明太クリームだしをたっぷりかけたうどんをベースに、明太ポテトサラダと明太子、刻み海苔と刻みねぎをトッピングした、かなりインパクトのある構成です。やはり気になるのは明太ポテトサラダということで、シェイクの前に味をチェック。後味に明太のピリ辛が来る以外は普通のポテサラだ……。マヨ味は控え目で、崩れずに残ったジャガイモからほのかに甘味を感じます。

 美味しいのは美味しいんですが、これがうどんの具材として合うものなのか? 明太クリームだしと明太子でなあなあになってしまうのでは…と疑念を抱きつつ、「豚しゃぶ」以上に念入りにシェイク&全体をしっかりとかき混ぜて、いざ実食!

刻み海苔とねぎ、明太子の赤、中心部に見える塊がポテトサラダ
刻み海苔とねぎ、明太子の赤、中心部に見える塊がポテトサラダ

 うどんをリフトすると、半分以上が持ち上がってくるほどもったりとしています。食べてみると、明太クリームだしのクリーム感と、後から来る明太子のピリ辛、さらに舌の上で崩れるポテトのしっとり感と甘味が加わり、濃密な味わいが口の中に広がります。

 ポテサラは、明太クリームだしに溶け込みながらも、ジャガイモの食感が残って良いアクセントに。違和感など全く感じさせず、うどんとの相性も抜群です。常にうどんを底からかき混ぜていくことで、慣れによる味の平坦化を回避。明太クリームだしの美味しさと明太子のピリ辛を最後まで味わいつつ、混ざり切らずにカップの底に残っていたジャガイモの欠片も食べ切って無事完食です。ボリューム感は3品の中でこれが一番でした。ごちそうさまでした!!

まとめ

 レモンのさっぱりした味わいが際立っていた「極冷」、さっぱり味と豚しゃぶ肉&ねぎ塩だれのヘビーな味わいが絶妙なバランスだった「ねぎ塩豚しゃぶ」、そして明太クリームだしと明太ポテサラのもったり感と、後味のピリ辛な明太味がちょうどいいアクセントになっていた「明太ポテサラ」と、そのテイストはまさに三者三様のナイスな味わいでした。

 具材で触れておきたいのはやはり“凍らせレモン”。酸味の強さと質が、例えるなら夏みかんやグレープフルーツの甘くないやつ寄りで、ぶっかけだしの醤油やカップ全体が「レモン酸っぱ!」にならず、柑橘系の爽やかな酸味だけを感じさせる仕様。果肉だけでなく皮まで美味しく食べることができたのがデフォなのか、それともたまたま自分の口に合っただけなのかは判断が付きにくいところですが、こちらは実食の際に確かめていただければと思います。

 現在も販売中の第1弾2品(梅おろしうどん&明太とろろうどん)も含め、食べる価値は大いにアリの「丸亀シェイクうどん」。なお、持ち帰りの際に時間を要して冷えが弱くなった場合は、冷凍庫に数分入れて冷やし直してからいただくのがオススメ。味が引き締まって、美味しさが格段にアップしますよ!

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

丸亀シェイクうどん

期間:2023年7月18日(火)~ ※期間限定・なくなり次第販売終了
販売:一部店舗を除く全国の『丸亀製麺』
https://jp.marugame.com/