●『松屋』から名前とビジュアルだけではピンとこないカレーが登場!どんな味なのか食べてきた
「牛めし」を始めとする多彩な丼&定食メニューが腹ペコピープルズを歓喜のヴァルハラへと誘う人気牛丼チェーン『松屋』では、ただ今期間限定メニュー「プーパッポンカレー」を提供中。昨年5月に販売され多くのタイカレー好きを唸らせた人気メニューが、1年を待たずして堂々の復活を果たしました!
ココナッツミルクを使ったカレーがベースで、具材には蟹と卵、玉ねぎなどを使用。干しエビの旨みが効いたチリインオイルで仕上げた、ピリ辛でコク旨、甘さも感じられる複雑なテイストが特徴です。さらにズワイガニをカレーソースに5.7%ブレンド(※メニュー写真の赤い具材は魚肉ねり製品=カニカマ)しているという、松屋流アレンジを施しつつもかなりの本格派スタイルとなっております。
果たして今年の「プーパッポンカレー」、どんな仕上がりとなっているのか。さっそく最寄りの『松屋』にて、思いっきり実食してみたいと思います!
今回は、提供開始初日(3月28日)の夜に実食。いつもの店内に比べてココナッツミルクの甘い香りが漂っている気がします。それ相応のオーダーが出ているんだなということを鼻で実感しつつ、待つこと約4分で出来上がりを告げる番号がモニターに表示され、そそくさと受け取ります。
まずは主役のカレーをチェック。カレーソースは、シャバシャバとまではいかないものの緩め寄り。入店時以上にココナッツミルクの甘い香りがダイレクトに鼻腔をくすぐります。ルーだけをスプーンですくって一口。甘い味わいから間髪を置かずに蟹から来るコクとクセのある旨み、さらにスパイシーな辛味がじわじわと追いかけてきました。
続いて別皿のご飯をスプーンに取って、カレーソースに浸してパクリ。おー、これはイケる! 当たり前といえば当たり前ですが、カレーはご飯と一緒に食べることでウマさが格段に上がります。具材の卵は白身、黄身とも完全に火が通っていてふわっと感は皆無ですが、食感自体はちょうどよいアクセントに。玉ねぎの甘味、カニカマの味と食感もカレーソースの味に消されることなく、己の存在をちゃんと主張してます。
後は流れ作業のように、ご飯の皿とカレーの入った鉄鍋をスプーンが往復するだけ(笑)。すくっちゃ浸し、すくっちゃ浸しを繰り返し、最後は鉄鍋に残ったカレーソースをスプーンでこそげ落とし、口へと運んで無事にフィニッシュです。ごちそうさまでした!
まとめ
メインとなるココナッツミルクベースの蟹テイストは、普段からタイカレーに接する機会がないという人にとっては結構なクセの強さを感じるかもしれません。ただ、このクセこそが「プーパッポンカレー」の魅力。辛さ自体はかなり控えめで、徐々にヒリリ感が来るもののいつまでも辛味が残らず、ご飯の進みを加速させるためだけに活躍する感じでした。
タイカレーはハマるとヤミツキになるといわれてますが、今回の「プーパッポンカレー」を食べれば確かに納得。むしろ今から、提供が終わった後の禁断症状が心配になってるくらいです(苦笑)。蟹好きな方はもちろん、タイカレー好きな方も刺さること間違いなし。後引く美味しさをこの機にぜひ体感してみてください!
(撮影・文◎河西まさあき)
●DATA
プーパッポンカレー
期間:2023年3月28日(火)~ ※期間限定・なくなり次第終了
販売:一部店舗を除く全国の『松屋』