『ザ・バリカタ55』×だしむすびの味は?

「ザ・バリカタ55」は、福岡の名店『黒豚とんこつ 麺処 金田家 行橋本店』監修の明星食品のカップ麺。なんと言っても最大の特徴は、熱湯を入れて55秒で完成するという尋常ではないスピード。
ご存知の通り、博多ラーメンは麺の硬さが指定できますが、「硬め」よりさらに硬い「バリカタ」を再現したのがこのカップ麺なのです。加賀谷さんいわく、「忙しい時にこの完成速度はありがたい。しかも麺はわずかに芯が残る、硬めで粉っぽさを感じる“バリカタ”がちゃんと再現されている」とのこと。
ではさっそく作ってみましょう。

フタを開けると、大量のネギ&チャーシュー。そして極細の麺が見えます。ここに熱湯を注いで55秒待ち、最後に後入れの調味油を入れて完成です。
ちなみに55秒という時間は想像以上に短いです。スマホでニュースを1~2本読んでいるとあっという間に1分を過ぎ、麺が伸びてしまうので、くれぐれも目を離さないでください。
そして出来上がったのがこちら。

見た目からして、すでにバリカタ感が伝わってきます。食べてみると、そのパツパツの歯ごたえに思わず感激。小麦の香りが鼻に抜け、麺の旨味もしっかりと感じられます。まさに博多ラーメン店のバリカタに非常に近い、替え玉したくなるような旨さ!

そしてスープ。カップには“濃厚とんこつ”と書いてあるのですが、家系ラーメンや天下一品のようなドロドロではなく、割とサラッとした白濁タイプ。味としては、豚骨スープに和風のダシを感じるすっきりした味わいです。
加賀谷さんが、「マストで紅しょうがは入れてください。キリッとして美味しさも増します」と力説していたので、同じくセブンイレブンで購入した「紅しょうが」(105円)を投入。

すると優しい味わいだったスープに酸味とキレが出て、さらにダシも旨味も際立って、めちゃくちゃ美味しくなりました。
ここで、「昆布だしで炊いただしむすび」を一緒に食べると、これがまた合うんです! まさにラーメンがおかず状態になります。

この「昆布だしで炊いただしむすび」は、具なしですが、米の粒立ち感や、米の甘みが際立っていて、旨味も十分。思わずおにぎりを全部食べてしまいそうになりましたが、加賀谷さんイチオシの雑炊にすべく、カップにおむすびを投入。かきまぜて、ごはんにスープを染み込ませます。
まとめ

雑炊を一口食べてみると、スープにご飯が絡んだことでスープにクリーミーさが増して、食べごたえがグンとアップ。紅しょうがのコリコリ食感もいいアクセントになってくれています。ウマい!
それと、食べながらバリカタ麺の替え玉ができないのが残念だったのですが、おむすびを投入することにより、その物足りなさを補ってくれる感じがするのも素晴らしい。
このカップ麺、55秒という超スピードで完成するため、雑炊を作る段階になってもまだスープがちゃんと温かいのも嬉しいポイントです。というわけで、今日の昼メシは家か事務所で食べる、という人はぜひお試しあれ!
(撮影・文◎土原亜子)