
●『松屋』からかつ丼メニューが出た!「ソース焼きかつ丼」を調査
「牛めし」を始めとする多彩な丼&定食がお腹を空かせた子羊たちを大満足させている人気牛丼チェーン『松屋』では、3月7日より新作メニュー「ソース焼きかつ丼」を期間限定にて提供しています。

メインとなる「焼きかつ」は、いわゆる普通のとんかつ…ではなく、イタリア料理の定番である“ミラノ風カツレツ”をご飯に合うよう、松屋風にアレンジしたもの。サラサラのパン粉をまぶした薄厚の豚ロース肉を鉄板でジューシーに焼き上げた「焼きかつ」と目玉焼きを、生野菜を敷いたご飯の上にON。中濃ソースをかけていただくという、これまでにない新しいスタイルのかつ丼となっています。
その仕様からして、これを「かつ丼」と呼ぶのはいささかどころかかなり気が引けますが、作ってる『松屋』がそういってるんだから仕方なし(笑)。果たしてどんな美味しさとなっているのか、実食でチェックしてみます!

オーダーから約4分で丼が到着。かつ丼感は、やはりありません……。大判サイズが2枚と、ほぼ黄身が固まっていない目玉焼き、具材とご飯の間に刻んだキャベツが敷かれています。

まずは、主役の焼きかつから食べてみることに。…あ、柔らけえ。衣はしっとりしていてスパイシーな風味。ナゲットの衣にかなり近いです。肉に適度な脂が入っていて、パサつき感は一切なし。かつ単体でごはんがもりもり食べられます。

小袋入りの中濃ソースを纏わせると、甘味が加わっていい感じに味変。ご飯の上のキャベ千も、水気とシャキシャキ食感がアクセントになって美味しくいただけます。目玉焼きの黄身をかつに付けたり、さらに目玉焼きをおかずにご飯を食べたりと、いろいろやっているうちにペロっと完食。いや、これは思った以上に美味しかった。ごちそうさまでした!
まとめ:味は抜群に旨い!目玉焼きとの相性も抜群だった

ミラノ風カツレツ丼を敢えて「焼きかつ丼」としたあたりに、最近のトレンドである“綴じてないかつ丼”のムーブに乗っかっちゃおうかなという意図を感じますが、それはさておき。丼自体の完成度とテイストに関しては文句なし。焼きかつは、衣の味と肉の柔らかさ、旨みがご飯と抜群の好相性で、おかずとして充分すぎるほどの存在感を見せ付けてくれました。
そして侮れないのが目玉焼き。黄身がほぼ生の状態で仕上げられていたことで、焼きかつに纏わせたり、そのままご飯のおかずにしたりと、丼の食べ方に広がりを持たせるナイスな役割を担ってくれてます。あ、もしかしてこの目玉焼きが“綴じてないかつ丼”の要素になっているのか!?
とにもかくにも、食後の満足度は極めて高かった「ソース焼きかつ丼」。食べてみる価値は大いにアリだと思いますので、『松屋』に行かれた際はぜひオーダーしてみてください!
(撮影・文◎河西まさあき)