●『松屋』の新商品を調査。ネギと牛が美味しそうな丼を食べてきた
美味しい「牛めし」と多彩な定食メニューが幅広い世代に愛されている人気チェーン『松屋』では、ただ今期間限定メニューの最新作「ネギ塩牛焼肉丼」を提供中。意外にも初の組み合わせとなる“ネギ塩”と”牛焼肉”の美味しいコンビネーションが、予想を超える反響を呼んでいる模様です。
香ばしく焼き上げた薄切りの牛バラ肉をご飯が見えなくなるほど敷き詰め、その上に刻み青ネギをどさっとトッピング。ごま油と柚子果汁、ニンニクをブレンドした旨みたっぷりのネギ塩ダレをかけて仕上げたという、肉好きには堪らない一杯となっています。ビジュアルに関してはほぼパーフェクト、あとはどんな味なのかを確かめるため、最寄りの『松屋』へ。その全容をくまなくチェック&リポートしたいと思います!
ネギと牛肉が最高に合う!「ネギ塩牛焼肉丼」
メニュー写真ほど整っていない盛られ方ですが、刻み青ネギの崩れ具合がジャンク的な絵面になり、またネギ塩ダレから来ているごま油と柑橘系の香りと相まって、逆に食欲を大きく刺激してきます。
まずはメインの牛バラ肉からチェック。たっぷり乗ったネギをかき分けながら数えていくと、全部で9枚となかなかの量です。1枚目は肉単独でぺろん。ほどよく胡椒が効いていて、薄っすらかかったネギ塩ダレの塩味とごま油の風味、柚子の酸味でさっぱりとした味わいになっています。あ~これは絶対にご飯と合うやつだわ!
ということで、2枚目以降は箸からスプーンにスタイルチェンジ。ご飯と肉と刻み青ネギ&ネギ塩ダレをスプーンでまとめて頂いちゃいます。ふおぉ、予想通り、いや予想以上の旨さです。ごま油&ニンニクのコク深い味わいと柚子果汁の強い酸味、青と白のダブル刻みネギのネギ食感&ネギ味、牛バラ肉の旨みと食感を、白飯がぜーんぶ受け止めて最高の味を形成します。それにしても塩ダレで食べる肉&ご飯って、どうしてこんなに美味しいんですかねえ。
肉でネギだけを巻いて食べてヨシ、肉巻きご飯にして食べてヨシ、テーブル備え付けの七味を軽く振って食べてまたヨシと、肉の枚数が多いのをいいことにわがままな食べ方で楽しんで無事完食。ごちそうさまでした!
懐かしの丼も8年ぶりに復活!「キムチ牛めし」
「ネギ塩牛焼肉丼」と同日の9月19日より「キムチ牛めし」の販売もスタートしています。約8年ぶりの再登場となるこちらの丼は、看板メニューの「牛めし」にピリ辛のキムチをたっぷり乗せ、刻み海苔をトッピングして仕上げられています。ちなみに牛めし(並:400円/税込)と「富士山キムチ」(100円/税込)をオーダーした場合と価格は変わりませんが、「キムチ牛めし」だと刻み海苔の分がお得になります(笑)。ぜひトライしてみてください!
まとめ
牛バラ肉を惜しまず9枚(※恐らく重さ基準なので枚数は前後しそう)も使い、刻み青ネギにネギ塩ダレとネギもたっぷり。美味しさはもちろん、コスパの良さも実感できるナイスな一杯でした。唯一気になったのが、さっぱり感を演出してくれる柚子果汁の酸味。タレが染み込んだ中盤以降のご飯は酸味の強さがキツさになり、少々以上の食べづらさを感じました。ネギ塩ダレ自体は牛バラ肉と抜群の好相性だっただけに、個人的には好みに応じて調整や後がけできるように、柚子果汁だけ別容器で出してくれると嬉しかったかなと思った次第。
とはいえ、丼のトータル的な美味しさに関しては、ハイレベル。舌もお腹も大満足すること間違いなしの一杯となっておりますので、『松屋』に行かれた際は「ネギ塩牛焼肉丼」、ぜひお試しください!
(撮影・文◎河西まさあき)