器、酒、食。島が舞台の美味しい春旅。
水平線まで広がる空と海に囲まれた東京にある“新島”

東京からアクセスしやすい自然と美食が豊富な新島
東京都心の南およそ160km。太平洋に浮かぶ新島は、その過ごしやすい気候から「常春の島」とも呼ばれる島。そんな新島に、今年も本当の春がやってくる。

竹芝桟橋から高速船で2時間半、調布飛行場から飛行機ならわずか35分。意外にもアクセスの良い場所にありながら、新島の景色は南国リゾートさながらの開放感。エメラルドグリーンの海と白い砂浜が続き、水は底が見渡せるほど透明だ。さらにサイクリングやトレッキング、温泉など見どころはいろいろ。そして島の気候と歴史に育まれた、ここだけの美味も豊富に揃う。自然と美味に囲まれ、のびのび過ごす島旅。そんな憧れのひとときを、新島では気軽に満喫することができる。
【器】美しく透き通るオリーブ色新島ガラス

平安時代の噴火によって生まれたコーガ石は、世界でもイタリアのリパリ島と日本の新島だけでしか採掘されない稀少な石。ケイ素というガラス質を8割以上も含むこの石を溶かし、独特のオリーブグリーンに輝く新島ガラスはつくられる。火山石100%でつくられるガラスは世界で唯一。


【酒】島が誇る自慢の酒新島焼酎

伊豆諸島で島酒といえば焼酎のこと。これは江戸時代に、薩摩から流刑となった商人の手で酒造りの技法が伝わったため。新島にも酒造「新島酒蒸留所」があり、焼酎づくりを受け継いでいる。代表銘柄は「嶋自慢」。古き伝統を守りながら、新たな挑戦も続ける、新島を象徴する酒だ。

【食】伝統が紡いできた味新島くさや

「日本一臭い食べ物」と呼ばれるも、くさやにとってそれは褒め言葉。かつて塩が貴重だった時代、干物をつくる塩水を繰り返し使用したことから、魚のエキスと塩が混じり合い、熟成されることで、くさやをつくる“くさや汁”が誕生したという。この“くさや汁”は古いほどに価値があるといわれ、かつて島民にとっては家宝だったとか。つまり古く、臭いくさやほど、価値があるというわけだ。食わず嫌いをせず挑戦してみれば、強烈な匂いのなか、噛みしめるごとにあふれる旨みに気づくはず。もちろん島酒との相性も抜群。

●DATA
問合せ:04992-5-0284
https://www.niijima.com