スモーキーな香りと旨みの波状攻撃!「豚バラ炭火焼定食(辛味噌)肉メガ盛り」トータル1225g

目の前にやってきたのは四角いお皿に赤い山! 早速計測です。豚バラ炭火焼は一辺19cmのお皿に高さ約12cm、重さは601g、山盛りにしてもらったゴハンは直径11cmのお茶碗に高さ約13cm、重さ376g、味噌汁は直径11cmのお椀に重さ129g、千切りキャベツは直径12cmの器で重さ102g、マヨネーズは一応17g(全て器の重さを除く)。トータル1225g。ご飯とお味噌汁はおかわりできるので、その場合さらに量がアップすることになります。

計測を終えてまずは豚肉を一口! 炭火焼きならではのスモーキーな香りが、一気に口の中いっぱいに広がって鼻へと抜けていきます。肉自体はしっとり柔らかいけれど、香ばしさと辛旨がグッと来て、上にのっている玉ねぎもシャキシャキといい食感です。これはゴハンが欲しくなる味! 思わず一気にかっこみます。ゴハンの甘みと、スモーキーと辛味噌と肉の旨みが素晴らしすぎるバランスです。
そして口の中に濃厚な美味しさが溜まってきたら、千切りキャベツでリセット。スッキリしたらまたスモーキー辛旨の肉へ。そしてちょっぴりマヨネーズをつけると今度はまろやかさが立ってこれまたいい感じです。辛味噌の辛さは甘辛で尖っておらず、余計な油が落ちていて食べやすいです。さらにところどころカリッとした食感もあり、とにかく「旨い」の連続波状攻撃を受けているような感覚です。

「肉メガ盛りを頼む人は月に1~2人ぐらいですかね。特盛を頼む人は多いですね。並盛で豚肉100gですがメガ盛りだと400gになるのでトータル1kg超えるからね(笑)」と話すのは店のオーナー・原田義和さん。熊本生まれの福岡育ち。元々は魚のランチをやっていたそうですが、「豚バラは九州の人はよく食べるからね」ということで、豚バラ炭火焼ランチを始めたそうです。
メガ盛りの攻略法を聞くと「ベジファーストかな。オニオンやキャベツから食べ始める人は多いですよ。女性の中には、ご飯なしでキャベツプラスで注文する人もいます」。通常キャベツ増量は+50円ですが、ご飯を食べない人にはサービスで出しているそうです。

「豚バラの炭火焼定食」はランチ限定メニュー。夜はもちろんもつ鍋がおすすめ。1人前からオーダーできます。もつ、豆腐、キャベツ、ニラ、ニンニクなどを、薄めのちょっと甘い醤油で味付けした博多しょうゆ味や、博多とんこつ味、辛味噌味の3つから選べて、1人前1630円~。寒い季節にはぴったりのメニューです。
そしておすすめのお酒は「もちろん芋焼酎。最近のイチオシは鹿児島、種子島の焼酎で『しま茜』。ロック、ストレートどちらでも美味しいですよ」。ちなみに「しま茜」とは、平成15~16年全国酒類コンクール芋焼酎部門で2年連続金賞を受賞した芋焼酎で、グラス640円から味わえます。
他にも、博多名物のごまさばやホルモン炭火焼、焼きラーメン、タイミングが合えば長崎名物の鯨刺身などもあり、九州の美味しいものが盛りだくさん。見ているだけで、夜も来なくては! という気持ちになってきます。
気がつけば山盛りゴハン完食。尋常じゃなくゴハンが進む美味しさだった豚バラ炭火焼だったので、ふりかけがついていたけれど使うことなく山盛りゴハンが消えていきました。
まとめ
『月光食堂』のランチ限定「豚バラ炭火焼定食」は、肉メガ盛りにするとトータル1.2kg超えの大ボリューム。炭火で炙るからこそのスモーキーさがたまらない美味しさです。おかわりOKなのもありゴハンが進みすぎるので、初めて食べに行く場合は並盛りから注文することをおすすめします!
(取材・文◎いしざわりかこ)