全国津々浦々、どの街でも地元の人に愛される食堂やレストランが必ずあるものです。なので筆者は知らない街に行くと、必ず地元の人におすすめの店を聞き込みすることにしています。
先日も東京・三鷹で聞き込みを実施。駅から続く中央通り商店街でフリーマーケットが開かれていたので、買い物ついでに、出店している地元の人たちに「このあたりでランチを食べたいんですが、おすすめのお店ありますか？」と聞き込み。結果、気になる情報を二人の方からゲットしました。
一人は鉢植えを売っていた男性で、「この先に、いつも行列ができている山形から来たラーメン屋さんがあって、三鷹では人気だよ。僕が好きなのはスタミナワンタンメン。行ってみたら？」とのアドバイスをいただきました。もう一人は手作りの手芸品を販売していた女性。いわく「山形に本店があるラーメン屋さんで、何年か前に三鷹に支店ができたんです。極薄のワンタンが美味しいですよ」とのこと。
「行列」、「山形ラーメン」、「極薄ワンタン」。いずれもかなり惹かれるキーワード。短時間で2人も名を挙げたそのお店は『ワンタンメンの満月』。これは期待できます！ というわけで早速、行ってみることにしました。
情報通り、行列ができていたので目指すお店はすぐに見つかりました。“昭和35年創業”と書かれた木製のシブい看板があります。どうやら『満月』の本店は、山形県酒田市にあることが判明。その支店として2020年に東京・三鷹にオープンしたのがこのお店なんだそうです。
店先の立て看板には、「山形極上醤油雲呑麺」と大書してあり、さらに「不動の逸品ワンタンメン」、「ピリ辛のスタミナワンタンメン」、さらに、「お店自慢の塩ワンタンメン」などのコピーと写真がずらり。食べる前から「これ絶対美味しいヤツ！」と確信できるようなビジュアルに心が踊ります。
行列に並ぶこと10分ほどで入店できました。どの味のワンタンメンにしようか迷いましたが、鉢植えを売っていた男性がおすすめしていた「スタミナワンタンメン」（1050円）を食べてみることに。“オリジナルのゴマラー油を加えたやみつきピリ辛”というキャッチコピーにも惹かれます。果たしてその味わいやいかに？
