数多い“名古屋めし”の中でも、ちょっと贅沢な「ひつまぶし」。ご存じのように、うな重やうな丼とはスタイルが異なり、おひつに入ったご飯の上に、うなぎの蒲焼が切り分けた状態で“まぶし載っている”のが特徴です。食べ方も独特で、しゃもじでお茶碗によそってそのまま味わい、さらに薬味をのせたり、お出汁やお茶をかけてお茶漬けのように味変して楽しみます。
東京にも何軒かひつまぶしを出すお店があって、筆者も何度か食べたことがありますが、先日、名古屋に行く機会があり、初めて本場のひつまぶしを堪能。「今まで食べてきたひつまぶしは何だったんだ…」と思ってしまうほどの段違いの美味しさに、完全にハートをつかまれてしまいました。
そのお店が、ミシュランにも掲載され、朝から3時間待ちの行列ができると噂の名店『炭焼 うな富士』です。名古屋に4店舗を構えていますが、今回は昭和区にある本店に行ってきたので、その全貌をご紹介したいと思います。